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指針

この1週間本当に忙しく(本業の繁忙期なので予想はしてましたが)、妻から許可が出たので今パイプを一服しながらnoteを書いています。

天気は大体毎日いいですけどね。天気の良さだけではどうにもならないことも時々ありますよね。

私は過去に視神経の病気になって右目が少し見えにくくて、右目の視神経が半分くらい死んでしまっているのでストレスを感じたりすると右目の奥の鈍痛から頭痛に発展します。ここ数日それが久々に出てます。

この病気になった時に、私は自分の仕事をしている時のストレスに全く気が付かずに無理をしすぎて右目が一回失明しました。治療である程度元に戻ったのですが、元の視界にも戻らないと医者に言われてその通りになりました。

その時、効き目だった右目が全く見えなくなってしまって自信を失い、写真で生きていくのは無理だなと思い別の道を探したこともあったのですが、結局写真が好きな気持ちに押され、左目に効き目を移す訓練をして左目でファインダーを除いて仕事ができるようになりました。

好きな気持ちというのは、固定観念を変えてしまう強さを持っているんだなとその時知りました。

カメラというのは基本的に右目で除く用にできているので、少し使いにくいですがその辺のカメラマンより仕事ができるようになりました。今もし右目が回復しても私は左目でファインダーを除いて撮影をすると思います。

右目が見えなくなったことで色々なことを思い知りました。その時にすぐに仕事はやめました。私の中ではその仕事をやり続けなくてはいけないという固定観念がありました。実際仕事自体は嫌いじゃなかったということもありますが。

辞めてもいいということが、なんだか新鮮でした。

虎龍を眺めながらこれを書いています。

同じような色と柄でも、よくよく見てみると一匹ずつ尾鰭の色の入り方や、口の周辺に白が出ていたり、妻が勝手に青いからとブルーノと名付けた透明鱗の子のように浅葱が出たり、真っ黒だったりショートボディだったり長手だったり、また頭が出てたり、フンタンが出てたりと本当に個性的なんですね。

私はこの個性一つ一つが、とても良いなと思っています。これが金魚の魅力ですよね。熱帯魚だとこういうものが分からない。でも例えばネオンテトラだって分かりにくくても一匹ずつ違うのだと思います。

完璧な存在なんてこの世にはいないので、私もそこを目指すべきではないのだと思います。私は時々やりすぎてしまうところがあって、昨日まさにそうだったなと今日は反省しています。

日本に来てから妻は本当によく私のことをサポートしてくれています。私の仕事関係の人との会食に同席したり、カハラさんに昨日挨拶に行ったり、親に会ったりした時も慣れない冬に向かう日本の気候の中でよくやってくれているなと思います。本当にありがたく思っています。

怪我の功名ではないですが、ありがたいことにやりすぎてしまった時には私の右目がそれを教えてくれるので、それが私の指針になっていて、気付かせてくれます。

タイにもパイプを一本だけ持って行こうかなと考えています。
海外で新しく大きな事業を起こすというプレッシャーに立ち向かうは必要かなと思います。

それに時々取り出して、ファームを眺めながら一服したらそれはそれは美味いだろうと思うのです。

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