第3回ランチサロン開催
2023年10月から学校法人博多学園の食育推進担当顧問として、同系列の二つの組織(博多東幼稚園、小中一貫志明館)において、「食育推進プロジェクト」を立ち上げ、日々取り組んでいる具体的な実践内容を定期的に配信しています。
背景と目的:現代の日本は、少子高齢化だけでなく三つの軸(「健康軸」「子どもの教育軸」「地方創生軸」)からもさまざまな問題を抱えています。
■教育問題(現代病の低年齢化=小児生活習慣病の増加、アトピー・アレルギー問題、発達障害児の激増、不登校や引きこもりの増加等)
■健康問題(全世代による現代病の長期慢性化(=がんの激増)、輸入食品及び食品添加物の増加、化学物質の多量による経皮毒等)
■農村問題(農業従事者の激減、原材料の高騰、生産年齢人口の空洞化、耕作放棄地及び空き家の増加、医療費が国家財政を圧迫等)
★好きな言葉
食は本なり、体は末なり、心はまたその末なり
志明館ランチサロンとは
◎目的
志明館が提供するこだわりの給食と発憤授業のなかの食農健康教育に特化した、他校にはない食育の取り組みを実際に体験いただくため
◎対象
①令和7年度入学を検討する保護者(年長、1年生)
②在校生の保護者(1年生、2年生)
◎プログラム
1145-1200 受付
1200-1210 自己紹介タイム
1210-1240 給食試食体験
1240-1300 こだわりの給食説明、質疑応答
(担当 栄養教諭)
1300-1320 教育講演
(講師 食育推進顧問)
1320-1330 食農健康教育
1330-1355 自然農法&有機農法の菜園ツアー
1355-1405 アンケート、イベントご案内
あまり肩肘張らずにサロンらしい、
気軽に話しやすい場になっています。
独自の給食
本校の栄養教諭である木村元秋先生からご説明をいただきました!!いつも思うのは資料が子ども目線でわかりやすい。今回は大人向けですが。笑
1、和食中心
志明館は日本の和を大切にする学校なので、食も和を中心にデザインをしています。
2、厳選素材
◎お米 EM菌や有機肥料を活用した特別栽培米
ビタミン・ミネラルが豊富な五分つき米
◎だし 九州随一のだし専門業者(株式会社オク)
さんの天然だし
◎味噌 九州随一の種麹屋(椛島商店)さん
◎醤油 医食同源を掲げる醤油屋(松合食品)さん
◎塩 グリーンコープ 五島の塩
◎砂糖 グリーンコープ きび砂糖
◎油 グリーンコープ 菜種油
3、献立の工夫
だしを中心に子どもが食べやすい味付けや専用のオーブンを活用した作り方を工夫しています。今後は、郷土料理や畑で収穫した野菜とのコラボ企画も考えていきます。
独自の食育授業
1学期は生活科の時間を14時間いただき、私が今の子どもたちに必要だと思う、微生物(糸状菌)を活かした野菜栽培から収穫までの授業をデザインさせていただき、担任の先生や食育会議メンバーの先生方と連携して実施してきました。
ランチサロンでは、普段お伝えできない収穫までの裏側のエピソードやどのように資材等を準備をしたのかから栽培方法までをご説明させていただきます。
参加者の声
◎在校生(1年生)保護者A
「うちの子は幼稚園の頃から偏食で白いものしか食べませんでした。でも、志明館で五分つき米を食べるようになってから家でも玄米を食べさせてみました。学校で慣れていくうちに今では当たり前のように食べられるようになりました。」
◎年長児を持つ保護者B
「3歳の頃から偏食があり、酵素玄米などこれまで子どもの食にはお菓子をなるべく食べさせないなど、色々と工夫をしてきました。なので、志明館がこだわりの食育をされていると聞いて深く共感し、小学生のうちに本物に触れさせたいと思い、今回参加させていただきました。」
(飯塚市出身)
◎年長児を持つ保護者C
「昨年7月の学校説明会で外薗さんの講演を聞いて、食育に大変興味があり、勉強したくて今回参加させていただきました。あの日から、パン食が中心だったのが我が家では毎日米飯食に変わりました。入学できたら、もっと食育を学んで学校と連携していきたいです。」
(小倉北区出身)
志明館公式Instagram
志明館では、日々の学校の様子をInstagramで配信しています。食農健康教育は、毎週月曜日に週1回のペースで配信中です。
これまでのアーカイブをご視聴ください👇
苗植え体験
水やり体験
お世話体験
収穫体験①
収穫体験②
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