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【ラノベレビュー 8】 『義妹生活 7』
みなさんこんにちは。Kanonです。今回は…
三河ごーすと先生の『義妹生活 7』の感想記事です。
前巻の内容はこちら
あらすじ
兄妹になってから初めての年越しで思い出を振り返りながら距離を縮めた悠太と沙季。
親戚付き合いを経て、誰からも歓迎される関係の難しさを実感しつつも沙季は悠太との触れ合いを求めるようになっていく。
バレンタイン、海外への修学旅行、旅先での新たな出会いと気づき。
特別なイベントにもかかわらず、家の外で過ごす時間は、二人にとっては逆に恋人らしい交流ができず、距離を感じるもどかしい時間でもあった。
そして『自分本位の幸福の追求』という価値観に触れたとき、自身の想いを抑圧しがちだった二人はある行動を起こす――。
“兄妹関係”から恋人への階段をのぼっていく、等身大の二人を描いた恋愛生活小説、第7弾。
感想
今回は修学旅行編でした。
修学旅行という学友たちと泊まりがけで出かける状況のなかで、お互いの交友関係を尊重するとなると、日常のように毎日家で顔を合わせることはできない。
その状況の中で"寂しい"という気持ちを募らせる沙季にフォーカスした巻となりました。
通常の恋人関係であったとしても、学生の頃っていうのは周りに関係をひけらかすのが恥ずかしいですよね。
この二人の場合はそこに義兄妹という関係性が絡んでくるせいで、一層慎重にならざるを得ない状況です。
しかし、ついに真綾(と暗に気づいている風の丸)には悠太と沙季が義兄妹というだけでなく恋人関係になったことまでもバレてしまいましたね。
けれども、沙季にとっては却って関係を隠すプレッシャーから解き放たれることになったのでよかった様子でした。
それから、今巻では前巻以上に丸と真綾の関係に疑問を抱いている悠太と沙季の様子がはっきりと描かれました。
やっぱりあの二人、付き合っている…?
総評
これまで以上に沙季が悠太のことを好きだという様子が、感情だけでなく行動でもはっきりと描かれていました。
いよいよ周りに喧伝こそしないものの、隠すことを辞めようとし始めた二人。
次巻では進級し、受験生になるというところでこの後の展開ですが…
途中、大学生になると沙季が一人暮らしを始めるというような描写がありました。
ということは、今後の展開的には沙季が浅村家を出ていって一人暮らしを始め、そこで悠太と沙季が親の目を気にすることなく恋人らしいことをする。
で、その場面をたまたま家に来た亜季子さんが目撃してしまい…そこからはとらドラと同じく駆け落ちの流れ…みたいな?
しかし三河ごーすと先生がそんなありきたりなことするだろうかとも思う。
うーん、続きが早く読みたいですね!
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