【ラノベレビュー 37】 優しい嘘と、かりそめの君
こんにちは、Kanonです。今回は…
浅白深也先生の『優しい嘘と、かりそめの君』の感想記事です。
あらすじ
こんな人におすすめ
青春小説が好きな人
SF混じりの学園モノが好きな人
『青ブタ』シリーズが好きな人
『変態王子と笑わない猫』シリーズが好きな人
感想
SF×青春×恋愛
学校で孤立する青年が、不思議現象に巻き込まれた学園の高嶺の花と出会い距離を縮めていくというのが大筋。
「こんな人におすすめ」の章でも書きましたが、物語の構成としては『青ブタ』や『変猫』に似たモノがあります。特に『青ブタ』には通じるモノがあるでしょう。
『青ブタ』との違いは、元々は周囲の絆があるところですね。
主人公は不良性との謀略によって孤立してしまい。
片やヒロインは周囲の期待に応えているうちに、本当の自分を見せられなくなってしまっている。
そんななか、不思議現象によって現状を打ち破ることで本来求めていたものを手に入れる物語。
物語としてはこの一冊で完結しているのでとても読みやすいと思います。
後に続いた時のための伏線も特にないので、読後は回収忘れの伏線のことを気にせずすごくスッキリ読み終われるかと。
総評
青春×SFが好きな人には、「こういうのが読みたいんだよ…」と思わせてくれる一冊。
この一冊で綺麗に終わってくれるので、後のことも考えず書かれている内容にだけ集中して読み進めることができると思います。
旅行のお供や、移動時間に読むのがお勧めです。
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