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出エジプト記

出エジプト記は旧約聖書に出てくる物語で、エジプトで虐げられていたユダヤ人を約束の地までモーセが率いていくお話しです。
海がパッカーンと割れるシーンが有名な映画「十戒」もこのお話しが元になっています。

このお話ではエジプトから約束の地(カナン)まで移動するのですが、その距離は直線距離で約300キロです。
その300キロの移動にかかった時間がなんと40年間です。

移動した人数は100万人とも言われていて、赤ちゃんからお年寄りまでが砂漠の道を歩いたのでゆっくりとした移動だったとは思いますが、新幹線なら2時間もかからない距離ですから、さすがに40年はかかりすぎですね。

当時の人の平均寿命が40歳という事ですから、脱出前にエジプトで生まれた人は新たな土地にはたどり着けなかったことになります。

これは私の想像ですが、きっとモーセがわざと40年かけたんじゃないかなと思います。
虐げられていたとはいえ、エジプトは当時大都会でしたから、きっと厳しい戒律が求める暮らしとは程遠いある意味楽しいものだっと想像されます。
そんな生活を改めるには、人の一生分の時間が必要だったんじゃないかと思います。
それほど、人の暮らしを変えるのは難しいですね。
特に、集団においては。
「エジプト時代は良かったんだぜ」とか言うおじさんがいるうちは、集団の生活が変わったとはいえないんでしょうね。

ところで、バブルが崩壊したのが1991年頃と言われていますので、すでに30数年が経過しています。
「バブルの頃は良かったんだぜ」と言っていたおじさんたちの多くは会社を去る歳になり、バブルを知る人は少なくなっています。
そろそろ新しい時代が来るのかもしれません。

新しい時代に備える必要がありそうです。
何をすればいいんだろう。


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