1.Birth
2023.01.21にリリースした 1st アルバム 『サミュエルゴールデンベルグ』
について3人で制作の背景を振り返りました!!
今回はアルバム1曲目の『Birth』について語ります。
-『Birth』ができたきっかけ
K(Ba) : この曲は2人が作ったデモからスタートしたよね。
M(Gt) : そうそう、K(Ba)くんが急遽来れなかった時のスタジオでデモができたんだよね。
A(Vo,Gt) : たしかこの時期はアルバムを作るにあたって、2曲目の『Swing』につながるような1曲ほしいよねって話をしてたんだよね。アコースティックで。
M(Gt) : アコギ曲が少なかったってこともあって、1曲目に欲しかったんだよね。リフは『Swing』からもってきてて、最後もいい具合につなげられたと思う。
K(Ba) : コンセプトが事前にある程度固まってたこともあって、この曲は完成まで結構早かったよね。
-2種類のデモ…?
A(Vo,Gt) : 実はスタの時点でデモが2パターンできてて、どっちにするかって迷いはあったんだけど、今のパターンを採用にしたんだよね。
せっかくだからみんなで聞いてみますか!
K(Ba) : これもかっこいいね、結構アップテンポな感じで。
A(Vo,Gt) : なかなかいいね笑 メロディラインも今の『Birth』に近いものがこの時すでに出来上がってたんだね。
M(Gt) : 2曲目の『Swing』がアップテンポだったから、ギャップをもたせたかったっていう狙いもあって最終的に今のバージョンを選んだね。
K(Ba) : 『Swing』みたいに勢いのある曲から1stアルバムが始まるかと思いきや、ゆったり始まるっていうのも意外性があるよね。
-アルバムの0曲目
A(Vo,Gt) : 歌詞は、M(Gt)くんとその日のスタ終わりの飲み屋で話してるときにある程度イメージは固まってて、"仕事終わってコンビニで買った晩飯が入ったレジ袋をぶら下げながらワンルームに帰ってきて、ソファに腰かけて音楽でも聴くか….。" みたいな。その歌詞の世界の中で流し始める音楽は、アルバム2曲目の『Swing』の設定で。結構具体的だったよね。笑
M(Gt) : そうそう。笑 1曲目であり、1曲目じゃない。『Swing』が1曲目だとすれば、0曲目のイントロとして作ったようなイメージあるよね。1stアルバムだからスタートはキャッチーな曲でいくっていうのも選択肢としては十分考えられたんだけど、現実的な世界観だったり、テンポ感で入ってるのは、自分たちらしさが出てる感じするよね。
A(Vo,Gt) : 1曲目からこのテイストの曲っていうのは、 まさに俺らの性格が出てるね笑
K(Ba) : "Birth"って曲名もそんなニュアンスを含んでだよね。スタ終わりの日高屋で考えたやつ笑
A(Vo,Gt) : そうだ、日高屋だ笑
M(Gt)
M(Gt) : "Birth"って単語自体にはどうやって辿りついたんだっけ？
A(Vo,Gt) : やっぱり『Swing』が1曲目だとしたら、それが"生まれる"までの葛藤とか日常の世界観をタイトルでも表現したかったみたいな意図はあったよね。
K(Ba) : "Birth"以外だと、自分たちの西暦とかいう案もあったね。
M(Gt) : それは年齢バレするからやめようって話になったやつね笑
まとめ
アルバムの0曲目のようなイメージで、『Swing』と全く同じリフを使ってスタジオでセッションし生まれた曲です。
日常と音楽の世界とのギャップを埋めるクッションになるような役割をイメージして作りました。
疲れ過ぎて、音楽で元気だそう！みたいなテンションにもなれないときにも、とりあえずこの曲を再生してもらえたら、ひょっとしたら少しくらいは聞いてくれている人に寄り添えるのかもしれない。という淡い期待も込められています。
ぜひ聞いてみてください！
Lyric
見飽きた二畳のラグ
ころがる今朝の抜け殻
たいした展開もないな
あくせく働くことに慣れて
ふと俯瞰になってさ
笑えてきてしまうんだ
声は届かない
そもそも誰に伝えたいのか
さえわからない
たいしたことじゃない
大義も名分もないさ
それでも少しでも明日が
光のまた射す方角にさ
向かっていてほしいんだ
Written by Samuel Goldenberg