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noteをはじめた訳

プロスポーツ業界で働くこと23年が経ちました。2023年12月、契約満了を通知され、5シーズン過ごしたチームを去りました。未だ次の契約先が見つからない状況です。
この2ヶ月間、のんびりした時間を過ごしています。例年だと開幕に向けて緊張感が高まっている時期です。読みたかった本を読んだり、念願の列車の日帰り旅行をして老いた身体を癒している毎日です。

旅先で練習中の少年野球チームに目が止まりしばし見学。一人の子どもが守備でエラーをしてしまい、コーチから大喝されたのです。遠かったので何と言っているのかは聞こえません。ただ「ながいな」と感じたのです。内容が聞こえないので、なおさらながく感じたのかもしれません。その間、他の子どもたちは直立不動でじっと待っています。寒そうに身を縮める子もいました。

私の関心は、コーチが何に対して怒っているのかでした。明らかに怖がっている子ども、周りの子どもたちも身体が冷えてしまい怪我のリスクが高まります。さらにはミスに対する恐怖心が時間と共に増しているように感じました。コーチ側に立てば、熱心な指導なのかもしれません。
あなたはこのコーチがとった行動をどう思いますか。親の立場、指導者の立場でも違ってくるのかもしれません。私にとって重要なポイントは、子どもがどう受け取っているのかです。

これまでの23年間、多くのトップアスリートと仕事をしてきました。ここでいうトップアスリートとは、アマチュアでは金メダリストを獲得した選手、プロでは長く現役を続けることができた選手やタイトルを獲った選手です。私自身もサッカー界で昇格を経験させてもらいました。
その中で、トップアスリートに共通する人間的要素のようなものが見えてきたのです。この要素には親を筆頭に現場の指導者や学校の教員の影響が大きいと感じています。
50を過ぎた頃から想っていたことがあります。この世界はいつも契約があるとは限りません。成績や結果で首がつながる厳しい世界です。ならば所属先がないシーズンにそれまででみてきたトップアスリートの共通点を書き残そうと。いくつかある共通点には親や指導者の影響が如何に大きいか。今スポーツを頑張っている子をもつ親御さんに向けて書いていこうと考えています。

長期にわたる執筆活動になると思いますが、note1年生のおじさんをよろしくお願いします。

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