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T’s BAR 113夜 Yazoo

Upstair at Eric's  /  Yazoo

何がきっかけだったのか思い出せませんが、発売されて直ぐに買ったと思います。
1曲目を再生したとたんに、これは自分の好みでは無いと感じたにもかかわらず、なぜか中毒的に何度も聴いていました。

ディペッシュ・モードにいたヴィンス・クラークさんという男性と、アリソン・モエさんというソウルフルな女性ヴォーカリストの二人組でしたが、あまり情報らしい情報は無く、少なくとも日本では人気があった感じはしませんでした。

シンセサウンドは、私の苦手なピコピコ系なのですが、アリソンさんのヴォーカルはエネルギッシュな歌い上げ系で、ものすごい違和感があります。
しかも彼女の声は低くて、野太いのです。
このミス・マッチをイケると思った二人はなかなかですね。

このアルバムしか聴いていないのでなんとも言えませんが、アリソンさんはソロになってからも相変わらずのパワフル・ボイスを披露していました。
素晴らしいヴォーカリストであることは間違いないのですが、他に無い個性という点では、ヤズーの活動には価値があったと思えます。

エレクトロ・サウンドとポップ・ミュージックとソウル・シンガーが奇蹟的な融合を遂げた良盤です。