T'S BAR 79夜 BILLY JOEL
The Stranger / BILLY JOEL
彼のことは、このアルバムで知りました。
タイトル曲が大ヒットして、洋楽好きでもない同級生さえレコードを買っていました。
寺尾聡さんの「ルビーの指輪」の4年も前ですね。
よく似た雰囲気の曲ですが、日本人はこういうのが大好きなのです。
ビリー・ジョエルさんの才能が爆発した傑作で、収録されている全てが名曲という、とんでもないアルバムです。
これがきっかけで、次作以降も数々の名曲を生み出すとともに過去作の再評価も高まり、押しも押されぬ大物ミュージシャンになりますが、それも納得です。
当時、ハードロックやプログレ好きの中学生だった私は、優等生的で毒にも薬にもならない音楽だ、と公では距離を置いた振る舞いをしていたのですが、もちろん密かにレコードは買って持っていました。
大人になって、仕事でニューヨークに行く機会があった時には、ビリー・ジョエルさんの音楽が頭の中で鳴っていました。
間違いなく毒されていましたし、こうして癒されてもいます。