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涙のROCK断捨離 番外編      2020年 上半期 オヤジが参った若いアーティスト 10選 2/5

1/5からの続き

3.Chelmico 「Easy Breezy」

初めて知ったのは、アニメ「映像研には手を出すな!」のオープニングでした。
アーティストさんのことはよく知らないのですが、この曲にはいきなり持っていかれました。
アニメとの相乗効果は間違いなくあったでしょうが、アニメを離れてもカッコ良いと思えました。
新人さんでは無いのですね。
カッコいいだけじゃなくて、ゆるくて、等身大のリアルが感じられます。
チャットモンチー、パフィ、HALCALIあたりを思い出します。
こうしたゆるめの女性2人組ユニットというのは、オヤジがどんなに努力してもたどり着けないものがあり、ただそのままいることだけで特別な価値があるように感じられます。
こうしたアーティストは、そのままのことを、そのままの形で表現することの難しさで行き詰る旧世代のオトコを軽々と飛び越えていきます。
その繊細さ、軽やかさ、無防備さ、純粋さ、ズルさ、全てが愛おしく守りたくなりますが、そんな守ろうとする腕も邪魔だとばかりスルリと抜けて、別の場所へ行ってしまいそうです。
この機会に他の曲も聞いてみましたが、新しい「Disco」「Milk」なども良いです。
存在自体に価値があるかのようなことを書きましたが、歌詞もラップのスキルもクオリティの高いものだと思えました。
彼女たちに似たタイプのアーティストは昔はいなかったようにも思いますが、シャンプー「Trouble」とか、タトゥー「All The Things She Said」とかは近いのかもしれません。ただ、このあたりは私があまり聴かなかったので・・・。
自分が聴いていたものだと、ストロベリー・スイッチブレイドは似ているかもしれません。「Since Yesterday」はヒットしました。今でも誰かがカバーしたらヒットしそうだと思うのですが、関係ないですね。
  

  
4.Hakubi 「午前4時、SNS」

何がきっかけで耳にしたのかは忘れてしまいました。
こんな音楽が流れてきたら、聞き流すなんてことは誰もできないでしょう。
歌詞の世界とストレートなヴォーカルが、真正面からこちらに迫ってきて、逃がしてくれません。
ドクドクと血が流れて止まらないままの、心の傷口を見せられているようです。
こんな状況では、どうしてこんなに傷ついてしまったのかとか、こうすればよかったのに、なんていう大人の訳知りな言葉は意味がありません。
まず何よりも流れ続けるその血を止めようと、患部をきつく抱きしめるだけです。
そんなわけですから、他のアーティストさんの曲とは違って、移動中に聴いたり、何度も繰り返して聴くなんてことはできません。
改めて冷静に歌詞を読むと、そこにはいつの時代でも若い世代が経験するような、それほど特殊では無い思いが綴られているのですが、ただ、その切実さは確実に聴く人の胸を打ちます。
今回、他の曲も聴いてみて感じたのですが、ソロでは無くてバンドなのでしょうか。
こういうタイプのシンガーは、けっこう思い浮かびますが、本格シンガーになると彼女のイメージと違ってしまいますね。
アヴィリル・ラヴィーンさんの「Complicated」は、同世代の切なさが似ているように思えました。
あと、けっこう音楽的には違うのですが、Hakubiが好きな人には、マイ・ブラッディ・バレンタインは気に入ってもらえるのではないかと思ったりしました。


続きます。



Top Photo by Juja Han

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50代半ばの、ロックとアートと娘たちを愛する、マーケティング会社代表。 美大▶デザイナー▶マーケッター▶事業責任者▶リストラ▶再就職を経て独立。 主に音楽と日常について書きます。 「それって本当?」と考えるクセがありますが、別に虚構が悪いと思っているわけではありません。