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T'S BAR 106夜 ABC

The Lexicon Of Love  /  ABC

昔々、今から40年も前のイギリスで、ニューロマンティックという音楽トレンドがありまして、、、日本で高校・大学という多感な時代を過ごしていた私は、かなりこいつに染められてしまったのでした。あーなんか恥ずかしい。

昨夜のデュラン・デュランは、ニューロマンティックで成功したバンドの筆頭ですが、最もニューロマンティック的なバンドと言うと、この ABC かなぁと思って選曲してみました。

70年代のニュー・ウェイブから派生した、シンセを多用したダンサンプルなポップ、と言うとチャラチャラした印象を持つかもしれませんが、実際、きらびやかで、オシャレで、社交的でした。
こういう世界は苦手なハズの私でしたが、チャラさの背後に、両性具有や現実逃避の快楽性などが感じられ、社会に真っ向から反抗するパンクやフォークなどよりも、むしろ親近感が感じられたものです。

久しぶりに聴きましたが、ファンキーなビートも、ヴォーカルも、かなりカッコイイじゃないですか。
昔はスタイル優先で、音楽を高く評価して聴いていたわけでは無かったのですが、今更ながらこれは良いですね。
うん、聴き進めても、気恥ずかしさよりもカッコよさが勝っています。

明日から、少しニューロマンティックを振り返ってみようかな。