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Nujabesってどんな人? 「いつかの思い出ミュージック」をちょこっと解説

みなさん、こんにちは

FMクマガヤ『いつかのサムタイム』広報担当です。

4/14(水)の第1回放送をお聴きいただいたリスナーのみなさま

ありがとうございました!

第1回放送にも関わらずたくさんのお便りをいただき、本当に感激でした😭✨

次回4/28(水)の第2回放送もお楽しみに♪


さて、『いつかのサムタイム』では、メインパーソナリティのDJサム(本職:民泊管理人)が厳選した上質な音楽をお届けする「いつかの思い出ミュージック」というコーナーがあります。

第1回放送では「Nujabes(ヌジャベス)特集」と題して、3曲をお届けしました♪

①Nujabes「Feather」
②MINMI 「四季の唄」
③Nujabes「Luv(sic) pt3 (feat.Shingo02)」


このNujabesという方、"世界で最も有名な日本人トラックメイカー"と呼ばれるほど、世界中に熱狂的なファンを持っているすごい方なんです。

ヒップホップ界ではレジェンドと称されているにも関わらず、日本人では意外と知らない人も多いNujabesについて、この記事でもっと詳しくお伝えしていこうと思います!


Nujabes(ヌジャベス)
ヒップホップのトラックメイカー、DJ
1995年から2010年に渋谷を拠点に活動
享年36歳


ヒップホップ界で世界一有名な日本人と言っても過言ではないというNujabes

残念ながら、2010年2月26日に36歳という若さで亡くなってしまいましたが、彼の音楽は、世代や国籍を超えた幅広い層の音楽ファンに今もなお愛され続けています。


Nujabesといえば

Lo-fi Hip Hop(ローファイヒップホップ)というジャンルを創ったゴッドファーザーの一人と言われています。

Lo-fi Hip Hopとは
一般的に古いジャズやソウルからサンプリングされた上ネタにヨレたビートで構成されるヒップホップを指す。
2017年にYouTube上で同時多発的に始まった"Lo-fi Hip Hop"というキーワードを含んだライブ・ストリーミングをきっかけに認知が広まる。

Lo-fi Hip Hopは、Youtubeと一緒に成長してきた音楽ジャンル。

ゆったりとしたピアノやギターのループに淡々としたドラムを使ったものが一般的で、派手な展開はあまりなく、ラップや歌が乗らないことから、作業用BGMとしても人気を博しています。

専門チャンネルもいくつか存在しており、この「Lofi Girl」というチャンネルも、なんと登録者数800万人超えの大人気チャンネルとなっています。

(女の子の雰囲気がジブリの世界観に似ていますね!)


ちなみに
Lo-fi Hip Hopの元祖のもう一人とされているのが
アメリカで活躍していたJ Dillaという音楽プロデューサー。

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NujabesとJ Dilla なんと2人とも偶然にも1974年2月10日生まれ!

2人が亡くなった時期も近いそうです。




Nujabesの活動


1995年に渋谷にレコード屋「GUINNESS RECORDS(ギネス・レコード)」をオープンします。
当時世界一のレコードショップ密集地であった渋谷・宇田川町で、彼のキャリアがスタート。

ジャズやソウルミュージックなど、サンプリングの元ネタに大量に触れていたことが、彼の独創性へと繋がっていったと思われます。


1998年頃には本格的にトラック制作をスタートし、"プロデューサー" Nubabesとしての活動を開始しました。

と言っても、初期の活動は、12インチのレコードがショップに並んでいただけ。

インタビューなどもほとんど残っていないらしく、未だにミステリアスな存在のNujabes。


ちなみに、Nujabesという名前ですが、

もともと“瀬葉淳”というアーティスト名で活動しており、そのローマ字表記を逆さ読みにしたのが「Nujabes」ということらしいです。


Nujabesは、生前に2枚だけアルバムを出しています。
2003年の「Metaphorical Music」
2005年の「Modal Soul」

おしゃれで落ち着ける作業用BGMとして、どちらも再生回数が大変なことになっています(笑)





Shing02とのコラボ


Nujadesの活動を語る上で欠かせないのが、Shing02(シンゴツー)というアーティスト。

Nujabes自身が運営していたレーベル「Hydeout Productions」からリリースされた〈Luv(sic)〉というシリーズがあるのですが、Shing02はそのすべてにパートナーとして参加し、ラップを提供していました。

「音楽の女神に宛てて書いた手紙」がテーマの通算6曲となるこのヒットシリーズ誕生秘話はこちらの記事にも詳しく載っていますよ!
興味のある方はぜひ🙂


とにもかくにも、この〈Luv(sic)〉はかっこいい...

Youtubeのコメント欄もさまざまな国の方からの熱いコメントの嵐!

ちなみに、一番印象的だったコメントはこちらです(笑)

There are two kinds of people:-
1)Those who love Nujabes.
2)Those who don't know about him.
(この世には2種類の人間が存在する。
Nujabesを愛する者か、彼を知らない者か。)





「サムライチャンプルー」への楽曲提供


Nujabesの人気を確固たるものにしたのが、アニメ「サムライチャンプルー」

「カウボーイヒップホップ」を手がけた渡辺信一郎が監督を務める、2004年に放送された全26話のアニメです。

江戸時代を舞台とし、時代劇と現代劇を融合させたような新感覚サムライアニメと言われています。

渡辺監督のラブコールを受け、このアニメへの楽曲提供をすることになったNujabes。

この「サムライチャンプルー」は、アメリカでは何回も再放送されている超人気アニメとなり(その人気はワンピース人気を超えるとも...)、Nujabesの音楽は数多くのアーティストに影響を与えることとなります。


こちらのオープニングにも代表されるように、アニメーションとNujabesの音楽の親和性は数多くのファンを魅了しました。

前にも述べた「Lofi Girl」というチャンネルも、その影響を受けて、ジブリアニメに出てきそうな女の子が勉強しているアニメーションに合わせて、音楽を配信しています。


最後に、DJサムからのコメントも紹介させていただきます。

ラジオを始めるにあたり、絶対に第1回の放送でNujabes特集をしたいなと思っていました。それくらい思い入れのあるアーティストです。
『いつかのサムタイム』の中でも紹介したMINMI 「四季の唄」という曲について、もともとNujabesのinstrumentalの曲でヴォーカルを入れたくなかったらしいのですが、曲を聴いたMINMIが「歌わせて♪ この曲じゃなきゃ無理♪」と気に入って、そんなMINMの情熱におされて2人で作り上げた曲なんだそうです。MINMI自身のブログで読んだのですが、このエピソードがとても印象的で、お気に入りですね。


メディアにはほとんどコメントを残していないNujabesですが、彼と一緒に仕事をした音楽仲間のエピソードから、彼の"人となり"が少しずつ見えてきて、彼の音楽がさらに色づいていきますね。


ヒップホップ界のアイコン的存在で
もっと日本人に知られるべきレジェンド Nujabes


彼の音楽を聴きながら、私もこの記事を書き上げました!

少しでもNujabesに興味をもってくれたら嬉しいです😙


これからも、FMクマガヤ『いつかのサムタイム』は、いつかまた聴きたくなるような素敵な音楽をお届けしていきます♪



次回、4/28(水)放送のメールテーマは『ゴールデンウィークの想い出』

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