トキメキのない日々
実は数ヶ月前から、2年半ほど推していたアイドルが私にとってどうしても許し難い信頼を失う行動をしたために、十何年ぶりに何にも“ハマってない”生活をしている。
長いことアニメ&声優オタクだった私が、コロナ禍に三次元アイドルにハマって2年半(おそらく同じような人が世間にたくさんいるだろう)。三次元アイドルにハマった頃の自分を思い返してみると、アニメを1クールごとに大量に視聴しながら毎日ソシャゲのノルマを達成する、そんな日々に疲れていたように思う。私は好きになったものが嫌いになることはないが、常々その時期一番ホットに推しているものは代わるタイプである。代わると言っても一貫して二次元だったのだが。ただ、その時期は新たにトキメキを感じる作品に出会えず、同じ作品を3年ほど推していた頃でもあった。それはそれで楽しい3年であったが、なんというか、新しい刺激を求めていたのだろう。
(突如三次元アイドルに落ちたことについてはまた別に書きたいと思う。)
そんなこんなで新たな世界な飛び込み、四苦八苦しながらも楽しく推し活をしていたのだが、楽しい気持ちが一切なくなることが起きた。散々情緒不安定になったあげく、最終的には「それでも嫌いになれるわけではないし、あんなに好きだったのだから、時間が解決してまた楽しく推し活できるようになるだろう」と、所謂アンチになるのは嫌だったので、心にそっと蓋をして過ごすことにした。
しかしだ、気持ちが全然戻ってこない。もうこれはダメだなと諦めかけているほどに。顔を見かければかっこいいなーと思うけれども、話してる姿はいまだに見られないし、応援する気もおきない。
二次元のオタクをしていた時には経験しなかった「信頼してた人に裏切られる」という事件は、思った以上に根が深い。信頼というものが回復するには時間がかかるんだなと、自分も仕事で気をつけなきゃなと、もはや反面教師にすらなっている。
そうであれば二次元オタクに戻ろう!と意気込んでみたは良いものの、ブランクのせいか中々元にも戻れない。ときめくものがないまま、何故かひたすらにアメリカドラマを見ている。今まであまり触れてこなかったジャンルに手当たり次第に手を出している状況。うーーん、いつまで続くのか・・・
まぁ、そういうときめきのない生活をしていると言いつつも好きなものはある。
そう、明日からは男子バレーのOQT(オリンピック予選)!!チケットも取ったので現地にも行く予定。非常に楽しみにしている。
私の変わらずずっと好きなものはいくつかあるが、バレーはその中でも一番昔から好きなもので、遡ればアテネ五輪くらいからだろうか?その前からかもしれない。ガチファンと比べればにわかかもしれないが、ずっと好きで応援し続けているものである。長く好きでいるものは、こうやって虚無な生活を送っていても、心に煌めきを与えてくれる。ホットなものは代わるが、最後に残るのは昔から変わらずに好きなものなんだよなぁ、と実感する年になりそうだ。
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