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日本とシドニーの小学生のオンライン交流会

シドニーの語学学校でインターンをしているさもちゃんです。

今日は、日本とシドニーの小学生オンライン交流会を開いてみた考察を書いていこうと思います。
参加してくれたのは小学4〜5で、この年齢でもう教育の違いが出ていて面白いなと思ったことを書いていきます。

オンライン交流会をやるに当たっての不安要素は、初対面の子供たちがうまくコミュニケーションを取ることができるかがありました。
結果から言うと、全くもって心配がいりませんでした。

大人が一人入り、しっかりと話をふってあげさえすれば話をし始め、挙げ句の果てには盛り上がり当初予定していた45分を過ぎてしまいました。

話題に上がったのは、双方の国の違いや今行っている習い事などです。
当たり前ですが、自分が行っていることを話すのであれば比較的簡単で話は無くならないので、それに対する質問に対しても答えていました。

コミュニケーションに関しては、どうしても個人差が出てしまうのでここを大人が上手くコントロールしてあげることで、話さない人が生まれず盛り上がったのかなと思います。

なんで好きじゃ無いのにやってるの?

1日にどれくらい勉強しているのか?という質問がシドニー側から日本の子達にありました。

約10時間くらい(受験に向けて)していると言う回答に、シドニー側の子は驚いていました。そして、ここから面白かったのが

”それは好きでやっているの?”とシンプルな質問が飛んできました。
それに対して「好きではない、受験の為」と回答があると、

「私は、好きなこと(サッカーやスイミング)に時間をかけているから勉強は1日に1時間くらいしかしてないの」と好きだからやるというシンプルな考えとその考え方に自信を持っっているのに驚きました。

どっちが良い悪いではなく「なぜ好きでは無いのにやっているのか」の質問が印象的で、もしやと思った事があります。

オーストラリア一年目の時に、サッカーのチームメイトになぜ今の仕事をしているのかと聞いた事があります。(工事現場だったり、弁護士だったり、ITだったり、様々でしたが)

その回答は、好きだから、やりたかったから、給料がいいから、楽だからといろいろな回答がある中共通していたのは、自分の考えに絶対的自信を持っていたことです。(そうでは無い人もいると思います。)

これと同じものを今回の交流会で感じました。
私は「これがやりたいからやる」の自分の意思に対して自信を持ち、発言している姿に驚きました。

日本側にも将来塗装関係で働きたいという思いを持った子がいて、小学生の時からやりたい事があるのは素晴らしいなと感じました。

発言は手をあげてずっと待つ

もう一つ印象的だったのが、意見の数です。
例えば、「将来何をやりたいですか?」「人気のお菓子はありますか?」など質問をするとシドニー側の子達は手をあげてずっと待っていました。

そして、絶対に自分の意見を言う癖がついている印象が強かったです。
「私はこう思います」を自ら発信するのが当たり前でした。

日本の子も最初はモジモジしながらですが、それを見てか、雰囲気に慣れてきたからか徐々に手を挙げるようになりました。

自分の意見を発信する強さはこの年齢で違いが出てくるのかなと個人的に考えていました。その意見が意見が正しい、正しくないということは関係なく自分の意見を伝えるという大切さを子供達から学びました。(先生が一番学ぶという事を学びました)

また日本側の子達は、聞き上手で自然とアクティブリスニングをして相手が話し終わるのを待っている印象があり、発言のしやすさは作っていたのは大人ではなく子供たちだったのではないかとも思いました。

次に行ってみること

お互いの教育文化を合わせることで見えてくることがあると考えているのですが、こればかりは回数を重ねていかないことには分からないことと、参加したいと思える”楽しいも”作っていけるといいかなと考えています。

日本語と英語でのコミュニケーションを交流会で作れるようにし、お互いが言語と文化を少しずつ自然と学べる環境を作っていきたいと思います。

ということで、次は、英語で会話する時間を10分間作ってみようかなと思います。

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