見出し画像

結局、先のことなんて分からないんだし。

実は、6年交際した恋人とお別れをしました。

「きっとこの人と結婚をすることになるんだろうな」と思っていた相手でしたし、よく二人で結婚の話もしていました。

それでも、友人に戻る選択をしました。

小さな理由は、きっと集めようと思えばいくらでも見つかるのだろうと思います。
それくらいに、色々な思い出で溢れていた。長くて濃い関係でした。

私以上に私のことを理解していたのは彼だし、私は彼のことを100%理解している自信がありました。

そんな理想のような(少なくとも私にとっては)関係を構築できていたにも関わらず、心のどこかで「このままで良いのだろうか」という不安が付き纏っていました。

「何が好きなの?」「まだ付き合ってたんだ」と聞かれた時、私もなんでだろうと思っていました。

それで、ふとしたことをきっかけに、「なんで付き合っているんだろう」の答えが「6年も付き合ったから」だということに気がついたのでした。

まだ23歳なのに、妥協(という言い方はよくないかもしれないけど)するには早くない?と気が付き、話し合った結果、お別れをしました。

この決断にたどり着くまでに長い時間を要して、
それでもやっぱり別れたいと思ったはずなのに、

いざ別れるとなるとやっぱり悲しくて。

未練は全くないのに、心にぽっかり穴が空いたような気分でした。

それでも、今はその選択をしたことに後悔はありません。

*

今の話は恋愛の話でしたが、この「でも時間をかけてきたし」と、なんとなくの惰性で続けることって、きっとこの先も沢山出てくるんじゃないかなと。

例えば、仕事。

来年給料上がるし…と、なんとなく最後まで居座り続けてしまいそうな恐怖感があります。一つの企業に長く勤めることが悪いのではなく、なんとなくで働き続ける選択をしてしまい、なんとなく働いている自分がいそうで、怖いのです。

「じゃあ考えればいいじゃん」という感じなのですが、やっぱりその時になってみないとその時の自分の気持ちって分からないし、決断に至るきっかけやタイミングもあるだろうし。

ってなると、今からとやかく悩むことって意味ないのかもなぁ…なんて。

だって6年前、この人とこんな形で終わるとは思っていなかったんだもの。

結局、先のことなんて分からないんだし。

いつか、自分の言葉を詰め込んだ本を作りたい。