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共同通信社

2007年7月

2週間前に共同通信社よりインタビューを受けた。
きっかけは以前に経済新聞に載っていたのを読んで、私の話を聞きたくなったそうです。

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まあ、これからは補助犬のパートナーとして頑張って社会に発信していきます。この間のコーヒーショップで断れたり、犬だから外で繋げといわれたこともありますから少しでも早く人と犬の共存が良くなりますように。

良くなることで、補助犬に対しての偏見も良くなるはずだと私は思っています。

最近ドッグセラピストとして通信勉強を始めました。

アメリカでサミーと暮らしてどうして動物に対しての日本とのこう考えが違うものか?やっと分かったような気がする。

宗教的な背景から来ている模様です。
西洋はキリスト教:動物は全て人のために存在する。
肉食文化→ 動物は人のために食用になり、人も動物に対して支配する為に科学的知識を高めていった。(例として放牧技術)
東洋は仏教:殺生戒で動物を殺すことにタブー
「輪廻転生」→ 動物を虐待することなく慈悲の感情
その結果、習性、生理、生態などの科学的な知識なし。

そうなってくれば納得がいく。

アメリカにいたときの周りの飼い主はしっかり犬のことを理解しているのに対して、日本の飼い主達は犬のことを理解していない。かわいいという感情が先になって飼う事に対して、アメリカではきちんとした知識の取得に基づいて「飼いたい」のではなく「飼える」を選択するバランス感覚の取れた動物観がある。

それだけではない。
飼い主のみならず周りがきちんと動物に対して同じような知識を持っているため飼い主や動物に対してのサポートが施されている。

日本は最近それに目覚めて、動物愛護団体が頑張って動物教育に力を入れて
理解と普及の努力をしている。

私は講演するとき、必ず犬学から入っていきます。
いきなり聴導犬とは何か?という話には入りません。
今までの経験により、やはりまず犬の事を理解してくれない限り、補助犬の理解は不可能だと思っています。

補助犬だから完璧に出来る。犬との完璧に別だと見ている人もいれば、犬だ犬だ嫌いというものすごい思い込みして、補助犬のそのものが見えない人もいます。補助犬は確かに訓練されて、ペットよりはしっかり仕事をしていますが根本は犬なのです。時々本能が先に出てしまうときがあります。例)犬が身の危険性を感じた場合。

犬のことを理解してもらい、犬との距離の取り方を覚えていただければ最低限の危険性やトラブルは避けられます。そうなると犬と人との関係も良くなり、優しい社会になっていくのではないかと私は思っています。

考えてみれば、犬は人のことを理解しているのに対して人は犬のことを理解していません。簡単に言えば、犬は人の言葉を理解するが、人は犬言葉を理解できない。それでは関係が上手く行くはずもありませんよね。
お互いに歩み寄ることが一番のキーですね。

国際交流だって歩み寄って理解しようとする姿勢が一番ですからね。

犬との暮らしはどういうものか?異文化に触れると感性豊かになれます(^^♪ワクワクを毎日あなたに届けて、楽しんでいただければと思います(^^♪