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ADI Conference 初日

2008年6月22日

6時には目が覚めて、サミーとホテル周辺で散歩。

朝食にはいろいろな国から集まって、あいている席を探して取った。
朝食にはごく普通の定番でしたね。
ベーコン、スクラブルエッグ、ポークソーセージ、ベジタブルソーセージ、
パン、フルーツサラダといったバイキング形式。

8時45分から開会式。
もちろん英語で始まった。
申し込みしていたときに手話通訳を付けてほしいと依頼したが、ふたを開けてみたらついていなかった。向こうの意見では書いていなかったと。
私はいつでも必ず手話通訳付けることを書いているのに...
その申込用紙のコピーを持っていなかったからそれを証明することが
できなかった。

一緒に行ったのは
アメリカで介助犬プロとして勉強したマッキーと聴導犬訓練士見習のまみちゃん。二人とも私がただいま手話を教えてあげている。二人が頑張って要約して通訳してくれる。ありがたい。

そして、そこには懐かしい友人に会った。
そう私が聴導犬を飼うきっかけにもなった団体(Fidos for freedom, Inc)に再会したのである。申し込みする前にいろいろ質問してはアドバイスを頂いていたCI(埋め込み式補聴器)使用者のJoAnnさんです。

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相棒はプードル。名前はHope.
かわいい犬でしたよ。

会場の皆さんとのコミュニケーションをとるために誕生日別にグループ分けした。そこには約6人ほど集まった。とにかく筆談でコミュニケーションを頑張るぞ!席についた隣の人がなんとイギリスの聴導犬協会の訓練士だった。Selinaさんと知り合いになり、手話で話した。
しかし、イギリスの手話はもちろんアメリカ手話と違う。
口を見ながら一つ一つ確認した。それでもわからない場合は筆談で確認した。

この会議には20日と26日にツアーを組んでいたが、予定が合わなかった。21日に来ては26日に帰国する。
とてもツアーに参加できない。いろいろなツアーを組んでおり、
聴導犬協会の見学ツアーも含まれていた。
どうしても見たい私はSelinaさんに個人的にお願いしてみた。
都合が合わないためツアーに参加できないが、個人的に見学に行けるかと聞いてみた。日程的には24日の午後がベスト。会議は24日の午前で終わる。25日は一日観光に充てたい。となると24日の午後しか空いていない。Selinaさんは快く引き受けてくれた。
行き方をメモに書いて教えてくれた。
私の携帯はグローバルモデルなのでイギリスでも使える。
至急連絡としてお互いにメールを交換した。

休憩後、いろいろなワークショップに参加した。
私が参加したのはTraining for $ or Euro or lessというプログラム。
ビデオを使ってのワークショップ。

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まみちゃんと一緒に参加した。まみちゃんは英語がよくわからないので状況的には私と一緒。私は英語はできるが、聞くことができない。
まみちゃんは一生懸命に英語を聞いてわかる範囲に通訳してくれた。
このワークショップは身の回りのものを有効にトレーニングとして使用する。介助犬候補のパピーたちがいろいろな物を持ってくるトレーニング方法ですね。

昼食は1時からです。
ロビーにはいろいろな補助犬たちが集まっていました。
車いすに取り外し式の電動自転車使用者のWendyさん

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サモエドが介助犬

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彼女たちはIAADPのメンバーです。
私は注意深く読んでいなかったのでADIしか申し込まなかった。
どちらかといえばADIは補助犬の訓練士のためにある会議でIAADPは補助犬パートナーのための集いである。その集いが25日にあるから参加しないか?と聞かれた。パートナーとの交流するか、観光をとるか迷ったけど
イギリスに来て何も見ないで帰るのはやはりいやなので観光を選びました。
今度の機会に参加できればと思います。
私のようにパートナーと一緒にADI参加している人は何人かいたのでロビーとかワークショップでちょっとした交流ができるからいいかなと思った。

昼食のカフェテリアの前にはブースがあった。
しかし、数量的には少ない。。。

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話を聞くと、アメリカの方がもっとたくさんあるそうな。。

昼食後の講演は"The Mind of the Dog"

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休憩を取ったときに
ミネソタ州から来ていた聴導犬訓練士のAlanさんと知り合いになりました。
サミーを見て、私が聞こえないことを知り声をかけてくれました。
もちろんアメリカ手話で話しましたよ。
グロネンダールが聴導犬?
グロネンダールの性質からいってトレーニングするのは難しい犬だよ。
頭が良すぎて扱いにくい犬なのに聴導犬になれたんだ。すごい。
と関心されていました。
グロネンダールは多くの訓練士が遠慮したくなる犬種のようだ。
しかし、その犬種を自分でトレーニングさせた私ってすごい?
本当にサミーはいい犬だよ。(親ばか炸裂!)
そう、サミーは会場では人気者でした。
グロネンダールという珍しい犬でもあるので。。。

会議は延々と続いていた。
知り合いになったAlanさんが「主催は聞こえないあなたが会場にいること知っているの?手話通訳をつけないのはけしからん。話をつけてくる。それはAcceceの問題だ!みな、それぞれ平等にAccece権を持つべきだよ。」
さすがアメリカ人だ。
彼と一緒にマッキーも一緒に
主催者と話したが、通訳を見つけられるかどうか分からないが、努力すると。


そして、
夜にはGala Dinnerです。
ランダムにグループ分けしてあった席表を見る。
私は25番テーブル。
同じ席にはベルギー人がいた。
サミーを見て喜んでいた。
同じ席にはイギリス手話ができる盲導犬訓練士のDaveさん。
私は専用の通訳士と一緒ではないのですべての会話がわかるわけではない。
しかし、通訳者がいると間接的に話すことになり、心の触れ合いに楽しめない。通じなくても紙に書いたり、ちょっとした手話で話したりすることで
心のコミュニケーションを楽しんでいる。会場には必ず手話を知っている人や聞こえない人を理解してくれる人はいる。
Daveさんは一生懸命にイギリス手話で話してくれた。
日本手話、アメリカ手話、イギリスの手話の違いにも比べてみた。
Daveさんはすぐ日本手話の犬を応用して話してくれた。

Gala Dinnerがお開きになったのは11時。
ある訓練士がこの会議はすべての補助犬が参加していることを忘れないように。盲導犬ばかり注目することではなくて。。。
この会議のスポンサーというかメインは盲導犬協会になっていたので
あっちこっち盲導犬の色が強くあった。

イギリスでは盲導犬は100年ほどの歴史がある。(ただいま活動数約4500頭)その次に聴導犬。(ただいま活動犬約750頭)介助犬はまだ数が少ないようだ。法律はアメリカと同じく、公共の場では補助犬を断ってはいけないことになっている。でも、介助犬はまだ数が少ないので聴導犬よりは断れることが多いそうです。

小さな店とかいろいろ行ってみたが、断れた店はあった。
白人の店は断れることはなかったが、イスラム教系の店はやはり
宗教文化から犬は良しとされないせいか断れてしまった。
郷に入ったら郷に入れっていうのに、彼らは自分の文化を優先していた。
やはり宗教文化は難しい。犬を受け入れるのは耐えかたいようだ。
仕方がないのでその場では素直にサミーと一緒に外で待った。
もちろん買物はしていません。

サミーの夜のトイレなどをすると
もう0時に回っていた。
明日も早いから寝なくちゃあ。

犬との暮らしはどういうものか?異文化に触れると感性豊かになれます(^^♪ワクワクを毎日あなたに届けて、楽しんでいただければと思います(^^♪