見出し画像

親の面談会

2003年 05月 19日

5月16日はとっても忙しい一日だったぞ。
その日はファミリーディといって親が学校に来ます。
日本で言えば授業参加日ですね。

午前中幼稚部と小学1年は合同でフィールドトリップつまり遠足ですね。学校から1時間離れた町にある難聴学級の生徒と交流してきました。私たちはウェブカメラみたいなのを使ってテレビ中継で交流してきました。今回はテレビを通じてではなくて、実際に会って交流してきたのです。ミニバン2台、薬、給食、などなど前に持って用意しておく必要があります。

最初、ミニバンに運転手さんが付いてくる物だと思っていた私。大抵のフィールドトリップはバスの運転手がいるものです。結果は先生である私が生徒たちを乗せて運転したのである。ちっさい子供たちはじっと座ることができず騒ぎます。バスなら私が確認して騒ぐのを止めさせることができるのですが、今回は私自身が運転しているから危なくて運転に集中です。バックミラーを時々確認するのですが、子供たちは小さ過ぎでバックミラーに映らない。時たま、振り向いて確認しては運転。幼稚部の先生は私で、小学1年の先生の2人でミニバン2台を運転して来ました。

最初に着いたところは高校でした。ストックトンという町はノルウェーとの交流が75年続いていて、盛んで、5月17日はノルウェーの祭りでした。
その高校は50年間ノルウェーダンスをしている名門の高校だそうです。高校生は私たちのためにダンスを披露してくれました。その後、難聴学級に通っている生徒の学校へ訪問し、昼食を近くの公園で取りました。生徒たちはグースの親子に感激して数えていました。あっという間に時間が経ち学校に戻る時間になり、生徒たちをバンに乗せて戻りました。

時間的にぎりぎり着きました。ある生徒はスクールバスに乗って自宅に戻るのです。そのバスを乗り損なったら帰られなくなってしまいます。誰も乗りそこなわなくてホッとしました。それは一息はわずかの間です。

すぐに、親の面談会です。緊張です。先生になって初めての親の面談会です。私は親に向かって貴方の子供はこういった短所があり、長所を説明するのですから。。。 感情の激しい親に出会ったら、どうやってその感情出すことなくスムーズに話せるか考えていました。結果的にスムーズに行きました。最初の親は聾親だったのでついおしゃべりになってしまいます。話がそれでは本題に戻って説明しました。

次は健聴者の親です。なおさら緊張です。。。もちろん手話通訳者が付きました。でもその通訳者は通訳者になるために大学に通っている生徒なのであまり上手に私の話を読み取れなかったようです。。。その親は手話ができるのですが、勘違いの無いように手話通訳者を要求しました。その親は私の教え振りに満足し、感謝しながら握手して帰りました。

初めての親の面談会はひとまず成功です。ほかの親は仕事の都合でこれませんでした。日本では日曜日が授業参加日ですね。こっちは金曜日です。つまり、平日なので働いている親はなかなかこれません。

その夜7時からミスター、ミスウィスコンシン聾学校のコンテストがあり、私はその審判を勤めました。そのコンテストは4つの部門で競イ、総合で高くポイントを得た者がミスター、ミスの対象になるのです。4つの部門はまず、軽装、タレント、正装、そしてインタービューです。

ミス候補は4人、ミスター候補は3人。興味深い物です。
ミスターの候補のうちの一人はちゃんとした正装だったのですが、靴は赤い運動靴で採点はもちろん減点です。

ここで話すと長くなるので今度の機会に書きます。

それでやっと私の長い一日が終わった。
5時45分に起きて、7時20分には学校へ出発し、
帰宅したのは10時でした。

犬との暮らしはどういうものか?異文化に触れると感性豊かになれます(^^♪ワクワクを毎日あなたに届けて、楽しんでいただければと思います(^^♪