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人柄が見えてくる

今の仕事がら毎日大勢の人を相手にしていると、忙しい時ほど、人柄や人間性が見えてくるから面白い。
自分にも言えること。

特に朝の忙しい時間帯、どうしても話しかけなければならい時、そこで人間性が垣間見えるのである。
だいたい背後から声をかけるので、気を使ってびっくりさせないように言う。
「おはようございます。◯◯さん」と優しく声をかけて仕事の依頼の内容を話す。落ち着いて話を聞いてくれればすぐ終わるのに、忙しくて焦っている人ほど私の言っている内容が頭に入らない。もう挨拶の瞬間から「はぁ? 何?」って顔をされることもある。
『あなたが担当者だから話しかけているのですよ! はなから嫌な顔をしないでもらえますか?』と言いたい。
そこはグッと我慢をして仕事の内容を話す…
やっぱり、その話しかけた人は嫌な顔をしながら『こっちは忙しいんだ』と言わんばかりの態度と口調。イライラのピークに達しているのがよくわかる。
逆の立場だったら、この人はどういう話し方をするのだろう。
イライラしながら命令口調で話すのだろうか。
それとも猫なで声で話すのだろうか。
知りたいところだ。

みんな人間。感情があって当然。
それを顔に出すか出さないかというのは性格の問題もあるだろうけど、私の独断の調査では『本を読む人』がとても落ち着いていて情緒が安定しているという結果に達した。
よく小学校•中学校で「読書をしましょう」と言われた。その真意は子どもの頃から情緒を安定させる意味があったのか…と今更ながらに分かったのである。


しかし、私は読書をとても重荷に思っていた。
細かい文字を追うのが子どもの頃の私には苦痛だった。
逆に、物語やエッセイを書くことは楽しくて好きだった。
これは一体何なんだ? と思う。
子どもの頃を思い返すと、テレビアニメをたくさん観ていた。
目で文字を追うより、映像と音でたくさんの物語を吸収してきた。
そして聞く言葉も、前向きな言葉が物語にはたくさん使われている。その言葉に感動したり、励まされたりもした。
私には本よりもテレビで観る方が合っていて、物語の面白さに惹かれていったのかもしれない。

それから私は、外見が穏やかに見えるらしい。
しかし、冒頭でも書いたように少々私もイラッとすることがたくさんある。
本を読まなかったから情緒が安定していないのか。
書くということで、自分の内面を吐き出しストレスを解消して情緒が安定するのか。
自分をじっくり分析をしてみると、このように思うのである。


低次元で足の引っ張り合いをするような人とは関わり合いたくない。その人はその人なりの価値観と人生を歩んでいけば良い。

いつ話しても、何を話しても、穏やかな人は落ち着いている。笑顔まである。
少々揚げ足取るような言い方をされても、サラッとかわせるような粋な人になりたい。
私はそういう人に憧れる。男女問わず。

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