好きなビール
ビールをただでいただけるのであれば、どんな銘柄でも美味しくいただけるが、自分で購入する場合はこの「サッポロ 銀座ライオン ビヤホール スペシャル」が一番好きだ。期間限定で冬季にしか販売しないがコンビニの店頭に並ぶと、ああもう12月なんだなと感じる。
ただこのビール、缶から直接飲むとあまりうまくない。500mlくらいのグラスか使い捨てのカップに注いで飲むと大きく味が変わる。自分は100円ショップのセリアで買ったプラスチック製グラスを愛用している。
味は麦芽の焙燥具合がたいへんよろしくホップとの相性もいい。飲みはじめに麦芽の香ばしさを感じる。のどごしがよく中程度の重さで料理の邪魔をしない。単独でもいける。コンビニではプレミアムビール扱いではないのでお値打ちでもある。
居酒屋など外食ではビールの銘柄があまり選べないがサッポロかキリンがあれば喜ぶ。生ジョッキはあまり頼まないので瓶ビールのときが多いが、あったら最も嬉しいのがキリン「ハートランドビール」である。
「ハートランドビール」はバブル期の1986年に企画発売された。時代を考えればたいへんバブリーなコンセプトのもとで開発された商品であろう。それが未だに販売されているのが興味深い。
今は缶入りはなくなり、瓶ビールと主に飲食店向けの樽のみだが、瓶は緑色の専用瓶を使い当時珍しかった麦芽100%の国産ビールである。
味は最初にフレッシュなホップの香りが来て、次に軽く苦みがのどにあたる感じ。主張は強いほう。軽く感じるがビール単独でスナックやカフェでナッツ等をあてに飲むとうまい。
昔、キリンビールは苦くていいと言われていたが現在の「キリンラガービール」、昭和40年代頃の味を再現したという「キリンクラシックラガー」でさえも苦みは抑えられている中、バブル時代のシーラカンスのような「ハートランドビール」が昔のキリンビールの苦みに一番近いと思う。
サッポロ 銀座ライオン ビヤホール スペシャル
ハートランドビール
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