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こらむ紗水式――細かいことはどうでもええんじゃ――

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自称アマチュア物書き兼ピコ手文芸サークル「頌櫻堂書房」主筆・紗水あうらによる、ノンジャンル・ノンタブー・ノンフィクションのコラムデスマッチマガジン「こらむ紗水式」、note上に創…
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#労働問題

日本人と「テレワーク」の親和性の無さ

大阪北部地震から2日経ち、生活インフラの復旧も急ピッチで進んでいるようだが、今回の地震の際に改めて話題になった問題が有る。

通勤・通学・帰宅難民対策だ。

日本企業と言うのは度を越した勤勉さというか、勤勉の意味を明らかに履き違えて拡大解釈なさっているというか、とにかく台風が来ようが地震で電車が止まってようが「あらゆる手段を使って出社しろ」との号令一下の基に、うんざりしながら馳せ参じるという、他の

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もはやパンク寸前「労働基準監督署」が監督者足り得ない理由

土日は休むことにしました。やっぱりずっと書き続けなきゃいけないと言うプレッシャーは気分的に良いのですが、他のことできなくなっちゃうので。

で、今日のお題はこのニュース。

この件、別に一分業務の民間委託と言うのは別段問題ない。問題は、その委託先にある。その委託先と言うのが、社労士・弁護士・労基署OBからの入札によるものだと言うのである。

うーん、悪手。

いやどう見ても悪手でしょこれ。まず社労

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それじゃダメなんだよなぁ「裁量労働制」

「働き方改革」と言う一見キャッチーなワードが、政府当局から頻繁に繰り出されている昨今であるが、相変わらず何というかこう、どいつこいつも絵空事ばっかり並べやがってこんちくしょうども、と言う気持ちにしかならない最中、こと「裁量労働制」を巡る世情の関心が高い。

うーん、そうじゃないんだよなぁ、と言うかそれじゃダメなんだよなぁ、と言う制度運用にしか見えないのだけれども、根本的な問題はそこじゃなかったりす

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