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【元汚部屋女子】ズボラは悪いことじゃない

わたしはかなりのズボラ人間だ。

ズボラ人間=ダメ人間だと、自分のことが大嫌いだった。

でもあるとき気付いたことがある。

それは、ズボラ=効率の良さをこよなく愛しているということ。

そのときのわたしはなにもかもが手探り状態の耕す前の荒地みたいなスタートアップで、自部署の全業務マニュアル化に取り組んでいた。

掲げた目標は、ムリムラムダの徹底排除。

自分が考え得る限り最高に効率良く、ラクになる業務フローの構築だった。

無駄なことはしたくない。とにかくラクで簡単にしたい。

そしてこの考え方を自分自身の生活にも取り入れてみたら、圧倒的にできることが増えた。

わたしがやめたムリムラムダなこと

※わたしにはできなかったこと、向いていないことをムリムラムダ、と称しています。

服をたたむ

我が家の洋服はすべてハンガーがけ。
洋服ダンスを持っていた頃は、タンスの中はぐちゃぐちゃ、しまえきれない服が溢れていた。

服をたたんでキレイにしまうなんて、わたしには無理。

と、なんでもハンガーがけにしたら、物の量も把握できてクローゼットに入るだけの服を持つように。

料理に合わせた食器や来客用の食器を持つ

わりと料理が好きで、小鉢や小皿、どんぶり、スープボウル、魚用の長皿なんかも持っていた。

友人が来たとき用の箸やコップも揃えていた。

たくさんの食器があると、洗い物をしなくても使えるものがあるのでどんどん使ってしまう。
シンクは使用済みの洗い物でいっぱい。

なので使ったものを洗わなければいけない状態に。

誰かが来たときひと揃いのものが出てるとおしゃれだけど、グラスとマグで同じものを飲んだっていいよね。

見栄えを気にするという無駄をなくしたら、洗い物を溜め込むことがなくなった。

洗濯物の仕分け

物としては増やした例。

普通に洗える洋服、ネットに入れるもの、おしゃれ着洗いが必要なもの、そしてタオル。

洗濯カゴに詰め込まれたそれらを仕分ける作業は地味に面倒だった。

めんどくさいことにはなかなか手がつけられない。

洗濯カゴはいつも大量に積み上がっていた。

いまは洗濯カゴをふたつにして、衣類とタオルで分けている。

ボリュームのあるタオルが別になるだけで、洗濯がとてもしやすくなった。

愛すべき無駄もある

洗濯するのはめんどくさいけど美しい仕立ての服を着ること。

爪をキラキラに塗って乾くまでの時間。

豆から挽いたコーヒーをハンドドリップで淹れること。

わたしがわたしを少しだけ大切にできていると思えるような、そんな愛すべき無駄。

だからズボラは悪いことじゃない

ただ向いてることと向いてないことがあるというだけ。

できていることはちゃんと認める。

できないことは自分に合わないやりかたをしているだけだから、できるやりかたを探してみる。

そんな風にしてみたら、ちょっとだけ生きやすくなったかもしれない。

sami.

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