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広報は最高の学びポジション

広島県一部リーグに所属する、福山シティFCの広報になって約半年。学びのない日は1日たりともない。今回は私が「広報は最高の学びポジション」であることを見出すまでの経緯を綴りたい。

そもそも、なぜ私が「広報は最高の学びポジション」と位置付けているのか。その理由は、業務そのものがインプットとアウトプットの繰り返しだからだ。これを言うと、他の役職でも同じだと言われるかもしれない。たしかに、それぞれが担う仕事の中で、インプットとアウトプットを繰り返し、学びを得ている人もいるだろう。しかし私は、広報という役職を「最高の学びポジション」と位置付けている。福山シティFCの広報は私一人。日々自分だけが体験(インプット)したものを、自分の言葉で何千人もの人(SNSフォロワー)に向けて言語化し、発信(アウトプット)していることが理由だ。

例えば、今年行われた天皇杯清水エスパルス戦。このツイートのスレッドに
私にとっての天皇杯を綴った。

下記スレッド原文
小谷野監督含め現場スタッフは、朝早くに練習へ向かい、夜遅くまで事務所で分析や日々の練習の準備して、今日のために多くの時間をかけてきました。それは広報の私のみならず、チーム全員が知っています。
これだけ多くの努力を重ねてきたからこそ、私たち以上に悔しいのは確かです。
試合終了後、悔しい気持ちでいっぱいなはずなのに、倒れ込む選手を励まし最後の挨拶へ向かう者、サポーター、審判、相手チームへの挨拶を真摯に行う選手の姿を見て、県リーグに所属するチームではあるものの、彼らの姿はプロそのものでした。
本日福山から駆けつけてくださったサポーターの皆さま、Twitterで速報を待っていてくださった皆さま、いつもご支援してくださるパートナー企業の皆さま、これからも私たちと共に戦っていただきたいです。福山シティFCが「Jクラブ撃破」を皆さんと共に叶えたいです。
福山シティFC 広報


読み返してみると、試合終了後すぐ勢いのまま文字にしたため、誤字脱字も甚だしく自責の念に駆られる。
それでも日々私が感じていた、選手、スタッフへの想いと、試合を終えた時の感情そのものを言語化し発信したことで、自分自身整理できた。スピード感を持って、発信すべきタイミングは見誤っていなかったが、さらに練度が必要であることも確かだ。これもまた自分自身の成長につながった上に、最高の学びだったと改めて感じる。稚拙な文章ではあるが、「伝えたい想いの軸」はブレていないはず。

このように、私自身が感じたことをクラブを通して発信する。私はこの一連の流れを「業務」というよりも、「学び」だと捉えている。だからこそ、広報は「最高の学びポジション」なのだ。

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