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お白石持 〜2013年お伊勢にて〜

かつおさんのサポート企画に参加する、と宣言して既に一月半。

適当な性格なので何かについてちゃんと書かないと、と思うと億劫になってしまい、夏休みの宿題状態に💧

なので、サポート有無に関係無く書いてみますね。

この伊勢神宮での行事については知らない方が多いと思うので、興味を持った方が一人でもいらっしゃったら幸いです。

伊勢神宮が20年に一度、遷宮する事を知らない方は殆どいらっしゃらないと思いますが、その過程の1つであるお白石持(おしらいしもち)について詳しい方は多分少数派だと思います。かく言う私も行事に参加するまでよく存じませんでした。

「お白石持行事」は、一連の遷宮諸行事のひとつであり、 新しい御正殿の敷地に敷き詰める「お白石」を奉献する 民俗行事。宮川より拾い集めた「お白石」を奉曳車・ 木そりに乗せ、沿道や川を練り進みます。
神域に入ってからは、一人ひとりが白布に「お白石」を 包み、遷宮後は立ち入ることの出来ない新宮の御垣内、 真新しい御正殿の近くまで進み、持参した「お白石」を 奉献する行事です。

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此方の写真はネット上から拝借致しました。奉献団の方々が宮川で拾い集めている所です。

「お白石持行事」は、お白石を拾うことからはじまります。
奉献するお白石は、紀伊山系の大台ケ原を源とする宮川流域で拾います。 宮川は、日本有数の多雨地帯である大台山系を源流とし、 大内山川などの支流と合流して、伊勢湾に注いでいます。 延長は約90km、流域面積は920㎢に及ぶ三重県内を流れる川では最大の河川です。
各町奉献団それぞれが、お白石実施年度の2〜3年前より宮川に出向き、拾い集めて準備をします。集めたお白石は奉献(前回平成25年)まで、各町の清浄な場所で大切に保管されます。

私が参加させて頂いたのはこの後の、集められたお白石を新社殿へ運ぶまでの行事です。

友人の友人が伊勢で事業を興している方が当時奉献団長をしていたツテで、伊勢に住んでいるわけでもない一般人の私が参列出来たのは、本当に幸運な事でした。

この動画を見てもらえれば一番分かりやすいと思います。↓

丁度私達の所属していた奉献団の映像がありました。

団によって装束が違うのですぐにわかります。

私が着ていたモノはこちらです。箪笥から引っ張り出してきました。

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集合場所から新宮まで木樽に入ったお白石を運んでいく行事なのですが、木遣(きやり)と言われる独特の歌や掛け声をかけ合いながらゆっくり進んでいきます。団によってこれまた色んなバージョンがあります。映像の60秒目辺りからのエンヤ〜と掛け声がかかりますね。

大した道のりではなかったのですが、結構何時間もだらだら歩くペース感じで、暑かった事もあり、思ったより疲れました。

そして、伊勢神宮敷地内に入るあたりから走り出しました。

最後、新宮の御垣内、 各自お白石を持ち、真新しい御正殿の近くまで入ることが許されました。

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※お白石、種類は「石英系白石」といわれるものです。 宮川流域でみられる白石で、水晶のように少し透明感のある石肌を持つのが特徴です。

私達は遷宮前なので神様がまだいらっしゃらない状態なので入れたのですが、遷宮後は皇族以外入る事が出来ないそうです。

勿論写真等は撮る事が許されないので、お見せすることは出来ないのですが、それはそれは神々しいところでした。普段信仰心のあまりない私でも「此処こそは神様のいらっしゃる場所」と自然に頭の下がる思いでした。


あまり写真を撮っていないのですが、何枚かを

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伊勢神宮そばのおかげ横丁。そこかしこに旗がたてられていました。


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新旧の対比がよくわかる例ですね。20年経つとかなり苔生した感じになっているのが分かりました。

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見事な檜皮葺(ひわだぶき)です。

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全ての行事を終えて、皆で頂いたスペシャルなビールでの乾杯は最高でした

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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

仕上げ途中で何故か記事の半分が消えてしまい、愕然としましたが、なんとか書きおわりそうです。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

これで年が越せます(笑)

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