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グランマ・モーゼス展へ

母を誘って世田谷美術館で開催している「グランマ・モーゼス展」に行ってきました。

トップ画像は公式ホームページからお借りしたものです。


昔々…確か平成の初めの頃、当時存在していた伊勢丹美術館で日本で初めて開催されたグランマ・モーゼス展に行った事があります。確かその頃は知ってる人も少なくて私も初めて観たのですが、一目で気に入って画集を買って帰り、今でも画集は手元にあります。

若かった頃と今では、当然ながら感じ方も違ってきますね。

確か前回鑑賞した時は「かわいい絵😻」と感じたのを覚えていますが、今回は彼女の生き方や展示室にのあちこちに書かれている彼女の言葉にも感銘を受けました。

百歳まで絵を描き続ける事の凄さは若い時にはあまりピンときませんよね。もちろん当時も凄い事だとは思っていましたが、人生の折り返し地点を過ぎてあちこちにガタが出始めている私。百歳まで描き続けた事の凄さを改めてヒシヒシと感じました。

そして今回、母を誘って本当に良かったと思いました。

母は月末に乳癌の手術を受けるのですが、

人生まだまだこれからよ

という強いメッセージを受け取れたのではないかと思います。

偶然ですが、グランマ・モーゼスが初めて個展を開いたのは今の母と同じ80歳の時だったというのも励みになるのではないかと。

話はそれますが、↓此方は今年の元旦に80歳となった母が三が日にアレンジしたもの。ダイニングテーブルの花布にマッチして華やかでおめでたい感じがしますね💞

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グランマ・モーゼスが百歳の時に描いた最後の絵も今回目にする事が出来ました。生き生きしていて明るい絵でとっても素敵でした😊

公式HPにも載っているので、もしよろしければどうぞ。

行く当日の朝6時過ぎに拙宅の電話が鳴り、何事かと思ったら母からのfaxでした。丁度新聞のコラムにこの展覧会の事が書かれていたのでコピーしてfaxしてくれたのでした。

以下、一部新聞コラムからの抜粋です。

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アトリエは一生持たず、台所に小机を置いて101歳で亡くなる直前まで筆を動かした。

古今の有名人が偉業を成し遂げた年齢に思いを馳せた。かの伊能忠敬は55歳で測量の旅を始め、踏破したのは70代。貝原益軒は70歳から文筆に専念し、『養生訓』を著した時は83歳だったという。

今や「人生百年時代」。誰もが長い老後に不安を覚える。こちら絵心もなければ、測量の旅も出来そうにないが、一線を退いたあとに打ち込めるものはやはり何かほしい。ホワイトハウスに招待など高望みはしませんが。

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人生は自分で作り上げるもの。

これまでも、

これからも

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