見出し画像

サメロピ、東海道五十三次を食べ歩く! その13②沼津→原、その14①原→吉原【2日目】

2024年5月23日(木)

8:00 起床

今日は昨日の予報通り曇り。
でも、ポンちゃんが言っていたとおり富士山がよーく見えます!

大事なことなのでぜひ覚えていてください!

どん曇りでも富士山は見える

場合もある



8:15   ホテルの朝食ビュッフェ

鯵の開きはビュッフェに出す大きさではないです。
みしまコロッケ、しらす、さつま揚げ、など三島ならではのメニューが盛りだくさん。

デザートももちろんいただきます!

これから長距離を歩くのに限界まで食べてしまいました。そして、お腹いっぱい食べたツケをこのあと払うことになります。

富士山を見ながらいただくコーヒーは最高!


元料理長がエレベーターで語る!

朝食後エレベーターに乗ったところで、以前三島の違うホテルで料理長をやっていらしたという宿泊客の方と乗り合わせました。
ここの朝食ブュッフェは美味しいので三島に来た時は必ず食べるとおっしゃってました。
たしかに品揃え豊かでどれもこれも美味しかったです、なにしろ美味しすぎて食べ過ぎましたから(笑)



TOTOのアフリカな気分


今日の準備をしながら、みんな口ずさんでいるのはなぜか、TOTOの「アフリカ」。
爽やかな朝にピッタリの曲。
「I bless the rains down in Africa〜」
歌詞はここしか知らないので、あとはホニャララホニャララ。
アフリカに降る雨を祝福する美しい歌ですが、あと2日は雨が降りませんように。


10:45  東海道線 JR三島駅 発 

キャーーッ!!

JR三島駅のホームから私たちが宿泊しているホテルの部屋がよーく見えることに気がつきました。
私たち、お着替えする時どうせ見えやしない、と窓近くでガンガン脱いでましたよ(笑)
ホームのみなさん、お目汚しごめんなさい。

10:50  東海道線 JR沼津駅 着

「ラブライブ!サンシャイン!!」は沼津市の学校で結成されたスクールアイドルグループの奮闘と成長を描く物語、ということでのJR沼津駅とのコラボなんですね。


11:00  富士急バス 沼津駅南口バス停 発

箱根で乗った満員カオスなバスと違ってのどかです

11:11  富士急バス停 間門八幡バス停 着


11:14  東海道歩き、間門八幡バス停から出発

左からポンちゃん、ピンちゃん、パンちゃんです

このあたりのバス停の名前がなかなか面白いです。
今日の出発地となったバス停が"間門八幡"と書いて、"まかどはちまん"と読みます。
そして、これから歩いていくバス停は諏訪だらけ。
諏訪神社にゆかりがある土地が続いているのでしょか。


11:42  Greenで休憩

フェイシャルサロンのなかにカフェがあるの??
カフェだけでも利用できるよね?
「フェイシャルサロン、つーき2回メナード♪」
と歌いながらカフェらしいお店には入ります。

ちゃんとしたオシャレカフェだ!
フェイシャルサロンは奥の建物でした
塩麹レモンスカッシュ(700円×3)

この塩麹レモンスカッシュがめちゃウマ!

メニューはこんな感じなんですが、全部食べてみたくなるラインナップです?
となりの若い男性はひとり抹茶のパフェを食べてました。常連なのかも。
あまりに塩麹レモンが美味しかったので、帰る時に
お店の人にレシピを聞きました。

12:09  松長一里塚

日本橋から三十一番目

12:21  JR片浜駅

12:26  祥雲寺

祥雲寺は薬師如来と、東司(トイレ)の神様である烏枢沙摩明王(ウスサマミョウオウ)が祀られています。
なぜ烏枢沙摩明王がトイレの神様なのかというと、この世の一切のけがれを焼き尽くす能力をお持ちだからだそうです。
主婦である私たちは毎日自宅のトイレを綺麗にしているので、ここをお参りするのを楽しみにしてました。
歌の「トイレの神様」は女神様だから、たぶん違う神様だろうけど歌っちゃいます♪
「トイレにはー それはそれはキレイな
 女神様がいるんやでー」

境内は見事なくらい綺麗に手入れされています
こちらが東司(トイレ)でございます

お賽銭を奉納して、石の便座に座って、真言を三回唱えました。
とても清々しい気持ちです。
お隣の本物のトイレも綺麗に使わせていただいて、いろんな意味でスッキリです。
私たちは女子校でトイレに入ったら、入った時より綺麗にして出てきなさいと教えこまれました。
これからもトイレ掃除がんばります!


12:41  和食処あきやま

ここで昼食を取る予定でしたが、朝食を食べ過ぎたのでぜっんぜんお腹が空いていません。
なので、昼食はもう少し歩き進めてからにします。


12:44  原踏切

この景色、なんかアレって思いませんか?

原踏切の場所が持っている地図の場所と違っていることにポンちゃんとピンちゃんが気がつきました。
踏切が新しいので、区画整理があって踏切の位置が変わったとみられます。
この踏切の位置が変わったことで、サメロピが新事実に気がつくことになります!

サメロピが"令和の新左富士"を発見!!!

東海道は富士山の南側を通るので、江戸から京都へ向かう場合には富士山は街道の右側に見えるのが通常ですが、道の向きによって左側に見える個所が2か所あり、「左富士」として珍しがられていました。
その2か所は、南湖(神奈川県茅ヶ崎市)とこれから向かう吉原宿(静岡県富士市)です。

踏切の位置が変わったことで、踏切を渡って左に曲がるまでの数十メートルだけ、富士山が綺麗に左側に見えます。

せっかく発見したので、勝手に

「原踏切の左富士」と命名します!

これから東海道を歩く方、原踏切に注目ですよ!


12:53  神明神社

12:58  高木神社

ポンちゃん、足を挫く!!

とにかくずっと歩道が狭くて、凸凹しているU字の側溝蓋が歩きにくいのです。
ポンちゃんが、この蓋に足を取られて、道路側に転びそうになり、グッと足を踏ん張った瞬間に足をくじいてしまいました。
道路はスピードを出したトラックの往来が激しいので、そのまま転んでいたらと考えるとゾッとします。
持っていたバンテリンを塗って、応急処置をして、しばらくゆっくり歩くことにします。


「駿河に過ぎたものが二つあり、富士のお山と原の白隠」

白隠は、わかりやすい禅画や和讃の形式で民衆の強化に努めた臨済宗中興の祖といわれる高僧です。
これから白隠の里地区に入ります。


13:07  松陰寺

白隠がかつて住職をつとめた松陰寺

先ほどくじいたポンちゃんの足首がかなり痛むようなのでこちらで少し休憩させてもらいます。

ポンちゃんが足を休ませている間に、お寺を散策です。
お寺には案内図がないので、作業をしていた庭師の方にいろいろうかがいました。

すり鉢の松

赤い矢印のところに鉢があります

備前岡山の藩主からいただいた備前焼のすり鉢を庭の松が折れてかわいそうに思ってかぶせたところ、松はすり鉢を乗せたまま大きくなったということです。
現在の松は当時の松ではなく、木の上のすり鉢もレプリカだそうですが、こういう逸話は面白いですよね。

木の上の鉢がシュール

墓所の一番奥には白隠のお墓があります


13:35  白隠誕生地


13:38  問屋場


13:39  渡邉本陣跡

渡邉家は阿野全成(源頼朝の弟)の末裔で、代々平左衛門を襲名し問屋、年寄り、名主を兼ねたそうです。


富士山が見えるどん曇りサイコー!


13:43  お食事処ひろ繁

今日のお昼ご飯はこちらでいただこうと思っていたのですが、ハプニングがあったりして時間を見誤ってしまいランチ営業時間に間に合いませんでした。
ショック!!
朝食を食べすぎて油断しました。
このあたり、他に食事ができそうなところもなくランチ難民確定です(泣)


13:55  JR原駅

原宿ですが、竹下通りはありません

民家以外なにもありません。
あまりになにもないのでこれを歌うしかありませんね。

「なんにもない なんにもなーい 
 まったく なんにもなーい」

(はじめ人間ギャートルズのエンディング曲「やつらの足音のバラード」)

今日は人にも会いません。

ひたすら真っ直ぐ歩くのみ


13:59  高嶋酒造

ペコペコお腹に"あまざけ"の文字は地獄に仏
1804年創業の老舗酒屋
冷たいあまざけ(200円×3)をいただきます

喉越しが良く、甘さも上品で、疲れも吹き飛ぶ美味しさです。
これでしばらくはお腹ももちそうです。

高嶋酒造さんの脇にある富士山の湧水を汲むピンちゃん

14:18  ローソンで休憩

人がいなくても車が多いところはコンビニがあって助かります
いなり3個入り(271円)ひとり一つ
少しづつお腹にいれてしのぎます


14:31 新田大橋

とまっているのは鳩です

この橋を渡っているとき、一羽の見慣れない綺麗な青い鳥が目の前を飛んでいました。
あまりに早く飛び去ってしまったので写真は撮れませんでしたが、イソヒヨドリという鳥のようです。
なんでイソヒヨドリだとわかったったかというと、翌日見かけた看板の鳥にそっくりだったからです。

実物はもっと綺麗な鳥でした


14:40  原の一里塚

日本橋から三十二番目
民家の木は一里塚とはまったく関係ありません



疲れると富士山を見上げて癒されてます


14:54  三社宮


15:02  大通寺

お寺のお庭にはたくさんの羅漢さん

羅漢さんどうしのおしゃべりが聞こえてきそうな雰囲気です


15:11  カインズのフードコートで昼食

昼食の最後の切り札カインズ!

今日は歩いていて道路に人の姿はまったくなかったですが、カインズにはたくさん地元の人がいました。
休憩場所として考えていたカインズのフードコートでやっとお昼ご飯にありつけます。

ポンちゃんは醤油ラーメン(380円)
ピンちゃんとパンは北海道味噌ラーメン(480円×2)
アイスコーヒー、ホットコーヒー(各120円)

だいぶ汗をかいたので、塩分のきいたラーメンがやけに美味しかったです。
食後にはポンちゃんから、今日これからのこと、明日の行程のことなどを確認する話がありました。
でも、疲れてるからピンちゃんと私はうん、うん、とうなずくだけ…

涼しいカインズの中で1時間くらい休憩しました。

16:04  浅間愛鷹神社

ラブリーなピンクの屋根

出たァー!DSJ(道祖神)!!


ミニ踏切



沼津市植田の自治会はゴミ集積意識高い系!

植田地区のゴミ集積所は、頑丈で綺麗でなんと高床式、そして監視カメラまで設置されてます!
いままで歩いてきた中で1番ナイスなゴミステーションです!


16:27  富士市に入る

沼津市のマンホール

富士市のマンホール

沼津市も富士市も絵柄が富士山と波です。

富士市のカラーマンホールはなぜかぐや姫なのか?

富士山周辺では、かぐや姫は月ではなく富士山に帰り、富士山の神様だった、というストーリーが伝承されているそうです。
特に富士南麓に位置する静岡県富士市・富士宮市を主な舞台としていることから、マンホールにかぐや姫なんですね。


16:47  六王子神社

お疲れさまでした!
今日の東海道歩きはここまでです。
明日はここから歩き始めとなります。
この後、今日の宿泊地の三島駅に向かいます。



今日一日、つねに寄り添って励ましてくれた(と思い込んでいる)富士山に心から感謝です!

16:45  JR東田子の浦駅 到着

駅舎のスタンドグラスが素敵

16:47  東海道線 JR田子の浦駅 発

電車の中では、ポンちゃんがカインズで話した明日の行程の話の続きをしています。
ところがピンちゃんは「聞いてない!」の一点張り。
ポンちゃんのほうは「言った!ぜったいに言った!」。
このポンちゃんとピンちゃんの「言った、聞いてない」の攻防戦、実は東海道歩きあるあるで、疲れた時に出るいつもの光景です。
こういう時、私は割って入る余力がないので終わるまで黙って2人を見ています(笑)

17:09  東海道線JR 三島駅 着


17:10  富士山三島東急ホテル 到着


歩いた後は大浴場で疲れを癒します!

ホテルホームページから


ピンちゃん、マッサージを受ける

足をくじいたポンちゃんだけ、入浴後にマッサージを受けました。
なかなか良い腕前のマッサージだったようです。

19:00  ワイン食堂ヴィンセントで夕食

富士山三島東急ホテルの入り口近くにあります

お昼ごはんが質素だったので、晩御飯はガッツリいただきます!

鮮魚のカルパッチョ(1298円)
ゴルゴンゾーラとはちみつピザ(968円)
牛ハラミ1ポンドステーキ(2508円)

このステーキはどこのテーブルでも注文している人気ナンバー1メニューのようです。
たしかにお肉が柔らかくてボリュームがあって美味しかったです。

しらす掛け放題ペペロンチーノ(1408円)

ワイン食堂なのでお酒を飲みたいところでしたが、明日に差し支えるといけないので、ソフトドリンクのジンジャエール(500円×2)、ウーロン茶(500円)で我慢。

お料理すべて美味しかった!

21:30  就寝

今日もたくさん歩いて、たくさん食べました。
お疲れさまでした。
ゆっくり休みましょう。


今日のお花コレクション by ピン

歩行総距離 約12.2km 約20000歩

最高気温 約24℃


歩きながら歌った曲

TOTO「アフリカ」
メナードCM
植村花菜「トイレの神様」
はじめ人間ギャートルズ「やつらの足音のバラード」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?