さかくら

どこにでもいる、しがない女の日記です。

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最愛は呪いだって話

残りの人生、あの人を呪う為に使う。と覚悟が決まって数ヶ月経ちました。 あの人のお陰でようやく自己同一性を身につけられた気がしています。 昔から素直じゃない子どもでした。自分の気持ちと理性の区別が付かず、心にいる自分を無視し続けていた幼少期だったように思います。 自分の気持ちを大切にしなさい。と言われた経験はありますか? 私はその度に大切にする方法なんかよく分かっていない癖に、取り敢えずその場が収まらないのでただただ頷くだけでした。 自分の気持ちを大切にするとは何か。今の

    • 太宰治 斜陽の読書感想文

      比較的、本を読むことが好きな家族に産まれました。母も父も小説を読むのが好きで、おじいちゃんやおばあちゃんたちも読書好きという部類に属している人間だったと記憶しています。 有難いことに読書という習慣が幼少期から身近にあったお陰で今でも本を読むのは割と好きな方です。読む速度こそ早くは無いですが、本を読む時間があるというのは確実に心の安寧に繋がっていて、出先で本屋を見かけるとつい入りたくなり、そして本屋に入るとつい小説を買ってしまうこと、ままあります。 社会人になってからは色々

      • 日記のようなもの

        あんなに暑かったのに、一瞬で秋っぽくなって冬っぽくなってきましたね。お布団の気持ちいい気温になってきました。二度寝の幸福感が増して起きられなくなって困っています。 サボり気味になってきたのでそろそろ近況でも書こうかしら、というところです。 私の心に揺れが出るのは十中八九あの男の事なので毎度似たような話です。変わり映えしなくてごめんね。 最近、とある知り合いの男性にえらく好かれてしまった話です。まあ、今回のソレも本命とかではなくワンチャン狙いなんですけれど。 こういうガチ

        • 動いちゃった恋路の話

          最近の心境をまとめにきました。 この怒涛の5月のこと、ようやくまとめて書いておこうかなの気持ちになりました。 本当、激流だったな。5月。 私の忘れられない過去が第2幕になりました。 結婚したかもしれない!って焦って行動した私、今振り返ってもよく頑張ったね、って頭撫でてあげたい。 相も変わらず忘れられない男の話です。 あたしからはこの男の話しか出ないから諦めてね。 前回のnoteを書いた時に本当に良かったねの気持ちまでメンタルを戻してあったので、そこまで取り乱して連絡を

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        最愛は呪いだって話

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        • あたしの恋愛の一部始終
          10本

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          近況報告です。

          どうやらkが結婚した(?)っぽい。フラグ回収が早い早い。この間結婚してたらどうしようとか云々、そんな話したばっかじゃん。 5、6年振りにホーム画が変わったかと思ったら薬指にシルバーの指輪が嵌った手が写りこんだ写真になっていたわけなんですけれども。絶対にあの人の手じゃない。 あーーーー。そうですか。 その時の私の動揺っぷりと言ったら。なんにも悪いことしてない癖に冷や汗はダラダラ流れていくし。爆速で鳴る心臓の音が耳のすぐ近くで聞こえるし。呼吸は浅いし吃りまくるし。 静止しそう

          近況報告です。

          推し理論

          昔、好きな人から「お前の言う『推し』と『恋愛的に好きな人』はどう違うんだ」 と問われた事があります。 当時の私はしっかりオタクで、見ていたアニメの一番好きなキャラや、好きなアイドルグループの贔屓さんを「推し」と呼んでいました。 「お前の言う推しがお前の事を好いていると言ったら?付き合って欲しいと言ってきたら、お前はそれをどうするのか?」 「『恋愛的に好き』と『推しとして好き』に差異はあるのか?」 当時の私には答えられませんでした。 無意識的に『推し』と『恋愛的に好きな人

          25年目の話

          もうクリスマスも終わってしまって、あとは年越しを待つ雰囲気が漂ってきましたね。 ちょっと前まで冬の気配なんか無くて本当に12月?とかぼやいていたのに。めっきり寒くなっちゃって。 私が枕草子なら冬の項目には湯たんぽが最高だって絶対に書くんだって決めています。 寝る前の微睡みの幸福度たるや。 みんな湯たんぽを買え。健やかに眠れ。 今年1年、かなり価値観が落ち着きを見せ始めたのでちゃんと書いておきたいなと思った次第です。 まず、今年1年間(と言うよりもずっとだけれど)考え続

          境界線の話

          自分と人の間には、境界線が2つあるらしい。 これを知った時、私の目からはぽろぽろ鱗が落ちました。これを知ってたら、落ち込まずに済んだ出来事がいくつかある気がする。 今日は自分と他人の境界線の話です。 自他境界という単語を知ったのはここ数年の事で、メンタルが終わってた時期が過ぎ去ってからの事です。 境界線が2つある。と冒頭で書きましたが、この境界線、私はずっと1つだと思い込んで生きてきました。仲が良ければ良いほど、です。 自他境界をふんわり説明すると自分と他人の境界線

          境界線の話

          愛する幼馴染の話

          今日は生まれてこの方ほぼずっと一緒にいる幼馴染の話です。 私の人生、この人がいてくれるお陰で随分と楽しく生きられています。 前に、「私の人生、自死の選択肢はずっと選べる場所にあるけれど、他人由来の自己愛があるからそれを選ばずに生きて来られた」と話したことがあります。 この、他人由来の自己愛を形成する原材料、大きな大きな愛情を、ずっとずっと昔から今に至るまで、ずっと私に向けてくれている人がこの幼馴染。私の大好きな親友です。 正直、私がおばあちゃんになっても死ぬ間際になっ

          愛する幼馴染の話

          ダイエットと節約とスキンケア

          私が生業にしている仕事が、ハッキリ言ってかなり薄給なのがこの話の前提です。 好きな仕事をさせてもらっているので薄給でも仕方がないか、とは思っていますが、なんせお金が無い。 お金はないけどお金の落とし所はたくさんあって、毎月カードの支払い日が怖くて仕方ありません。 大体の内訳としては、光熱費、家賃、病院費、薬代、脱毛費、ネットとスマホの料金がしっかり毎月落とされて、少なくなったお給料がほぼ全てコスメや服、美容院、ネイル、食費等々に消えています。 物価高いの嫌んなっちゃう

          ダイエットと節約とスキンケア

          忘れられない男の話。

          今回でこの男の話終わらせたいよ。わたしは。 よく一緒に遊ぶようになって、三年くらい経ったら、かなり近い場所で彼を眺められるようになったけど、相変わらず私の片想いのまんまでした。 隣に並んだら、見上げないといけない身長差とか、響く低い声とか、前髪が長めの黒髪とか、指の長い手とか、切れ長の一重とか、彼の吸う煙草の匂いとか。大好きで全部愛しかった。 聞く曲の趣味が似てたから、カラオケじゃいつも曲の取り合いしたりとか、女は奢られとけよ、ってたまーにご飯奢ってくれたり、気づいたら

          忘れられない男の話。

          忘れられない男の話 3

          そろそろこのシリーズ終わらせに行きたいんだけども。 彼からLINEが届くようになってから、ある時通話がしたい、と打診がありました。 こんなことを初恋の男から言われて断る女はそう居ないでしょう。当時、初恋の自覚は無かったけど。 私と彼の2人きりなんて中学生の頃すらこんなことなかったから、久しぶりなのも相まって本当にめちゃくちゃ緊張したなぁ。 緊張で、久々に声を聞けて嬉しかった事しか覚えてないし、本当に何話したか全く覚えてません。中学の頃の事とか、高校の話とか、進路の話とか

          忘れられない男の話 3

          煙草の話

          忘れられない男の話(番外編)みたいなもんです。本当に人生のサビすぎるな。 昔から、煙草のスモーキーな香りがずっと好きでした。それが、こんなに1つの銘柄に執着すると思っていませんでした。 今日は彼が吸っていた煙草の話です。 もはや彼の概念と言っても過言ではない気がする。ヘビースモーカーすぎて匂いが染み付いちゃってたし。 彼とどこかへ遊びに行くと、帰ってきて1人になっても彼の煙草の香りが私にも移っていて。自分から香る彼の残り香にすら愛しさを感じていました。 「KENTの5

          忘れられない男の話 2

          このnoteを書くにあたって、色んな過去の出来事を思い出していたら本当に泣けてきちゃいました。愚かだ。 今日も懲りずにけんとくんの話です。 彼と再会したのは高校を卒業する少し前。 自由登校になってアルバイトに勤しんでいた時期でした。 「お話しませんか。」 唐突に来た彼からのLINE。正直本当に戸惑いました。 ……なんで私? バイトに向かう電車の中で、戸惑いながら文章を考えて考えて返信したのを覚えています。 彼のことになると途端に暴れ回る心臓と、ショートしそうになる

          忘れられない男の話 2

          忘れられない男の話 1

          このタイトルから、あの人のことね、ってわかる人はちゃんと私のフォロワーです。 いつも変わり映えのしない話、聞いてくれてありがとう。本当に。 今日は私が人生で1番好きだった男の話をします。 私の人生に置いて、本当に大きな比重を占めているこの男。 配信やTwitterで彼の名前を出す時は、吸っていた煙草の「KENT Sシリーズ スパークミント 5ミリ」から名前を取ってけんとくん(偽名)と呼ぼう。と、配信中にみんなが決めてくれました。 彼は中学の同級生で、2年の時に同じクラ

          忘れられない男の話 1

          二重の話

          初めて買ったコスメがアイプチの女です。 可愛い女の子と自分の顔を見比べて、違うところを探したら最初に見つかったのは瞼の皺でした。 この瞼の皺1つ、今ではものの数秒で作る技術を習得しましたが、初めの頃はそれはそれは苦戦しました。 初めて買ったアイプチ、商品名はアイトーク。 今では色々種類も増えたアイトークですが、昔はピンク一択でした。 知識もなにもない私は、このふたえ形成化粧品が糊タイプであることも、癖付けもなにもしていないまっさらな瞼にいきなりこの糊を塗ったところで