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日本未公開サメ映画⑪「Blood in the Water」

こんにちは。マーク・ポロニアを1万円札の肖像画にして欲しい鮫サメ子です🦈🦈

さて、11本目の日本未公開サメ映画紹介になってしまいました。今回は『Blood in the Water』です。意味は文字通りには「水中の血」という意味ですが、比喩的には「危険な状況」や「弱点を見つけて攻撃する機会」を意味することが多いです。この作品は2022年にドミニク・ナッター監督が手掛け、ハンナ・ポンティング、ブレンダン・ジョーンズ、ジェイミー・ロバートソン、アマンダ・ジェイド・タイラーが共演しています

ナッター監督は『Jurassic Island』も監督していますが、まだ観る機会がないですよね。いつかその映画もチェックしてみたいです

Blood in the Water:罪と罰のゲーム

『Blood in the Water』については、ズバリ言ってしまえば、これは映画『SAW』のサメ版という感じですね。映画は誘拐された男性がサメに食べられるシーンからスタートします。その男性、名前はヘンリーで、彼の職業は弁護士。今作で非常に重要な役割を果たします。

物語は、プールハウスという閉ざされた場所で展開します。登場人物たちは全員、足を鎖で繋がれ、自由に動くことができない状態です。そして、突然、ボイスチェンジャーを通した声が響き渡り、「隠している真実を告白すれば、ここから生きて出られる」と告げられます。

そう、この場にいる全員には、それぞれ秘密が隠されているのです。。

登場人物は主にこの4人です

①主婦のザラ
彼女は自分の子供について大きな秘密があるようです。彼女の回想シーンが多いため、主人公と言えるかもしれません。


②警察官のコーディ
警察官らしくこの現場を指揮していきます。


③中古車販売員のイアン
一見ジェイソン・ステイサムに空目しそうな彼は、口が悪く警察嫌い。コーディとしばしば対立します


④介護士のポーリン

パニック映画に多い、パニックになり泣きわめく系です

一見共通点が無さそうな彼らですが、実は冒頭のヘンリーと知り合いという共通点があります。

そして真実を告白しなければプールに引きずり込まれサメに食べられるのです…

今作はイギリス映画。アメリカ映画のような馬鹿サメ映画とは違い、かなりしっかりとした作りになっています。

ただ、イギリスだなと感じたシーンがありました。それは物語の中で警察官のコーディが職務中にある不祥事を犯します。

(以下ネタバレ)

コーディは捜査中、銃を抜く仕草をした売人を射殺してしまうのです。この事件が後を引き、目撃者に脅迫されるなど、色々と問題が発生します。アメリカでは銃を抜こうとした人を警察が射殺することは珍しくないので、そこまで問題にはならないのですが、このシーンを見て「イギリスだからか」と感じました。

感想を言うと、結構面白かったです。ただ、上映時間が短かったため、ミステリーとしては少し物足りなさが残りました。もう少し長くして、会話の応酬や駆け引きをもっと深く描くことができたのではないかと思います。あと、サメちゃんの出番が少ない!!

日本での公開が待ち遠しいですね。本当に早く配信でこの作品を見ることができる日が来ることを心から願っています。日本のサメ映画ファンにどのように受け入れられるのか、その反応を見るのが非常に楽しみです。

それでは皆様シャークと共にあれ(May the Shark be with you…🦈🦈)

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