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「ドラッカーのマネジメントを学ぶ」三日目

こんばんは。

ドラッカーのマネジメントから学び、自身をアップデートさせるという挑戦を行っています。

本日は、「企業とは何か」というお話です。

政府機関、大学、研究所など、様々な組織があるなかで、現代、中核をなしていると言える企業。

そもそも、企業とはなんなのでしょうか。

「企業とは何か?」と問われれば、ほとんどの人が営利組織と答えます。

しかしながらドラッカーは、その答えは間違っているうえに的はずれであるといいます。

利益というのは、企業や企業活動にとって、目的ではなく条件である。
企業活動や企業の意思決定にとって、原因や理由や根拠ではなく、その妥当性の判断基準となるものである。


利益というものは、企業にとってひじょうに重要なものです。
しかしながら利益は、企業の目的ではありません。
企業というものは、あくまで社会の機関です。
ということは、企業の目的は企業の中ではなく、社会になければならないのです。

企業の目的の定義は一つしかない。
それは、顧客を創造することである。

つまり、企業とは何かを決めるのは、顧客です。

企業の目的は、顧客の創造である。
したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである。
マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす。

と、ドラッカーは断言します。


マーケティングとは
「われわれは何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を買いたいか」を問うことです。
マーケティングの理想は、販売を不要にすることです。

イノベーションとは
新しい満足を生みだすことです。
イノベーションがもたらすものは、値下げ、より良い製品、より多くの便利さ、より大きな欲求の満足です。

つまり、企業とは、マーケティングとイノベーションによって、顧客を創造することを目的とする組織となります。また、企業にとっての利益とは、その成果の判断基準となるもの、と定義できます。

(続きます)

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