自臭症とPATMについて

いただいた質問の回答になります。

①patmと自臭症の違いについて

わかりません。

patmについて明らかな定義が無いというのは前に質問者さん自身もおっしゃってました。

むしろ私も教えて欲しいんです。


なんでまだ定義も定まってない、公的な信憑性の高い論文も見当たらない(一応、二、三年ほど前に医療系論文の英文検索サイトや日本語のメジャーな論文検索サイトで調べても学術論文と厳密に言えるだろうものは見つけられませんでした。私の専門外であるパトム論文は正直厳密にはわかりかねますが、その私ですら「いや、この論文の結論は飛躍しすぎじゃ…」というものしか見つけられませんでした。もし信憑性の高い論文があるのならむしろ教えてください🙇すごい興味あります!)のに自臭症とは別の病気と言い切れるのか。またその治療をするとか言う病院やクリニックがチラホラと存在するのか。

実生活上、明らかにそうである!とか、直接言われたことがある!とか、こんなに沢山の人が苦しんでる!とかそういう話でなく、私も本当に知りたいんです。

patmと自臭症ってどう違うのですか?

この違いを証明するのは、patmという未知の病気が存在するという主張をしている側です。

私は、本音で言えばpatmという未知の病気があるかどうかはわかりません。というか、存在するかわからないとしか言いようがないんです。あるとは証明されてないですが、別に無いとも証明されてませんから。

私がやってることは、単純にいまわかっている範囲で、「周りが咳き込んでいることに苦しんでいる」という苦しみを解消できる方法を探求し実践しそれを発信しているのみです。

パトムなんて無いと書いている、そのように読めるようなツイートもしてますが、それはXの文字上の制限があるからとか、長く正確な文章を書いても読んでくれない事のほうがほとんどであるため短く言い切った文章にしているからとか、未知の病気patmでなく既知の病気・自臭症をメインに情報発信している(自臭症の症状の1つに、精神の病気と言われるとひどく拒絶し身体の病気と確信し全く話を聞かず治療や支援を拒否、孤立してしまい症状を長期化させてしまうというものがある)からとか、そういった理由からです。

なので本当に知りたいんですよね。

patmと自臭症の違いって何なんでしょう?

それをむしろ教えてほしいんです。知りたいので。

②patmの証明方法について

ランダム化比較実験みたいなことをすればよいでしょう。私のnoteにあるようなバスカウント実験を規模を大きくして厳密にやれば良いだけです。これは、ただのそこらへんの大学院卒でしかない私ですらすぐに思いつくことです。でもなぜ誰もやらないのか?

費用ですかね?それとも妄想と決めつけられてるからですかね?

そのどちらでもあるかと思いますが、決定的な理由ではないと思います。もっと別の理由があります。

この答えは次のご質問のお返事にもつながるので次の問いに行きます。

③PATM の認知を研究者に広げて行きたいが、現状PATM を主張する人は精神疾患や妄想の類だと思われて門前払いである。どうすればこちらの主張を聞いてもらえるか。

この答えは単純です。patmがある!という仮説を、もう少し科学的で誰が見ても明らかである証拠(エビデンス)を揃えれば良いかと思います。そうすればもう少し関心を持ってくれる研究者も出てくるかと思います。

それが無ければ、門前払いされて当然です。妄想だとか精神疾患扱いされるからとか、そういう話でなくて、研究者は研究をするのが仕事です。趣味や善行でなく仕事なんです。お金も時間も人員もかかります。それを負担するのは研究者サイドです。また研究者はそれぞれみんな自分の専門の研究テーマを持ってます。それを差し置いて新しい研究をするようお願いしているということを理解する必要があります。

明らかなんだからやってくれとか、この苦しみを無視するのかとか、こんなに沢山おんなじ事を言っている人がいる!とか言われてもそれだけでは動けません。

研究が仕事なので結果を出さなければいけません。結果を出せそうだなという仮説を見せなければなりません。向こうがほしいのは科学的なエビデンスや、その仮説の信憑性が高まりそうな情報です。この区別がつかないというのであれば、良いようにカモにされる可能性があります。研究者がみな善人であるわけではありませんし、あなたの苦しみがわかりますよと言っている人も、みな善人である保証はありませんから。

また、研究界隈に少しでも身を置いたものからのぶっちゃけ話としては、重要なのはエビデンスやなんやらだけでないです。金と名誉(研究者としての実績ステータス)がバックにあれば、灰色のものも白に限りなく近いという仮説になり得ます。白に限りなく近い研究者の仮説さえあれば、社会も動けます。社会が動ければ研究費の助成・補助も少額であればすぐにつきます。手っ取り早く認知度を高めたいというのであれば、まずその2つを押さえればよいかと思います。

④PATM は心の治療だけで治ると考えているのか(複数人から「あなたと一緒にいると鼻水が出る」と指摘される、録音等で自分がいる時だけ明らかに反応が多い、満員電車で私の周り半径1mぐらいだけ空く、このような現象が実際に起こっているにも関わらず認知行動療法等による心理面からのアプローチだけで治ると考えているのか)

これも質問が少し飛躍しています。前述の通り、私は今わかっている範囲内でストレスを取り除く(治療する)方法を伝えているだけです。一応、精神界隈の仕事もしてますし、精神保健福祉士という資格も取りましたし。科学哲学とかも20代の時にちょびっとかじってたので、基本的にあんまり不確かなことを言いたくないんです。

正直な所、生物化学や医療面での治療アプローチなんて私には具体的には検証できません。ネット上でpatmであると訴えている人のほとんどと同じく、専門外ですから。ただ、いまわかっていることとして、差し当たり、心理面でのアプローチ、それを伝えているだけです。

あとですね、先程の回答に関連して、研究者サイドというか、研究してほしいと思っている人に対して説明するときの留意点を以下に申し上げます。

複数の人から指摘されているとかそういうことを伝えても証拠にはなりません。常識的に考えてそうだ!とかみんなそうやってんだから!とか言ってくる人と同じように感じられてしまうかと思います。

複数人ってその人達はどういう人でとういう状況、前後関係でその発言をしたのかセットで伝えてあげてください。

また、録音等云々というのも、どういう環境でどのような比較をしているのかわからないとなんとも言えないし、鼻すすりや咳き込み等の「反応」をどれだけ正確に拾える環境や機器を準備できるんだとか、そういうのを疑問に思うかと思います。

また満員電車〜というところも、そもそも1メートル以上空けられるならそれなりに余裕のある乗車率ですし、自分の周り「だけ」って言い切られると不安になります。満員電車(と表現するほどの乗車率)の電車に乗っていたら、確実にわかるのは自分の周り数メートルだけですから。その他は自分の周りや駅にいた人数などからギュウギュウに隙間なくいるはずだろうと類推していることになります。つまり、満員電車で自分だけ、という表現がどれほど正確かと疑問視されかねません。

これら全てに共通していることは、主観的な思いと受け取られやすい表現であるということです。

そして、おそらく科学的な考えをする研究者からはこう思われることが多いと思います。それらは全てpatmが存在することを前提とした上での観測結果であって、まず必要なのはpatmが存在するかどうかの存在証明だ。存在証明において、存在を前提とした観測結果は使えない、と。

⑤例えば、明らかなpatm 現象があるにも関わらず、認知を歪めて「この反応は自分のpatm せいではない」と思い込む、逆認知の歪みについてはどう思うか


ここに関しても先程の答えと同様ですね。だって、あきらかなpatm現象ってそれが明らかといえる根拠はどこにあるのかとか、そもそも歪みとか言ってる時点で「正しい歪んでないあり方」を前提としており、そしてそれは先程と同じくpatmの存在を前提としているから、patm反応で無いと考えることを「歪み」として捉えるんです。

話が噛み合ってないんです。まず必要なのはpatmとは何か?patmとはどういう存在か?これを確定させることです。少なくとも私はそう思ってるし、patmだと訴えている人以外の人を納得させるためにも、それが第一に必要なことです。そうしないとおそらく永遠に話が噛み合わない=自分たちは理解されないマイノリティという状況を甘んじて受け入れ続けるしか無いことになりかねません。

しかも私のnoteや過去ツイートを読んでいただければわかるかと思いますが、周りの鼻すすりや咳が「自分を原因としている」ことも「自分を原因としていない」ことも100%証明する方法は残念ながらいま現在ありません。そのことはハッキリと書いてあります。その上で、自分がストレスを減らして幸せに生きる、現実的で実現可能な方法を私は話しています。

なので逆認知の歪みをどう思うかと聞かれれば、「歪みとか、そう思いたければそう思えばいいけど、そう思ったところで自分の人生になんの得があるのか今一度考えた方が良いと私は思う。」となります。

そしてその答えは一部私のnoteにすでに書いてあります。私にこれほど詳細な質問をしてくださっているのですから通読はしておられるかと思いますが、今一度、読んでみてくださったら、何か新しい発見があるかもしれませんよ✨

⑥なぜPATM や自臭症界隈にいるのか、どんなモチベーションでTwitterをしてるのか

そもそも私は、patm界隈には特に存在してません。真実であったり本当のことと人が思う、またそれを共有できたりする、それってどういうことだろうということを考え続けているだけです。その観点で自分の人生にあった自臭症という出来事をテーマをとりあげています。そして、その観点で考えれば、今のところ、patmや自臭症の間に明確な違いは見当たりません。だから私は、過去には自臭症(patm)と一緒に書いてます。

お金がもらえるわけでもなく、感謝されるわけでもなく、なんなら、ネット上で度々絡まれながらでも、発信しているのは、自分の考えをまとめたり、誰かがそれを見て何か新しい発見があれば儲けものくらいのものです。
世俗的なお金みたいな利益を考えたら、そもそも精神界隈や医療福祉なんて業界を選ぶだけ損です。そういう世の中です。それでも面白いし興味深いし考えたいし、それを見てもらって色んな意見を知りたいし、自分だけで考えられることは限界がありますから。一生をかけて長く考えていければよいかと思い活動してます。

以上です。

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