”鶏が先か”的トピック②

どんな流れでそうなったのかは忘れたが、とにかく「恋愛において”一緒にいて気楽” というのは大切だ」という話になった。はあ〜〜知ったかぶるなって感じですね申し訳ないです思ってないけど。

友人は当時付き合いはじめの恋人に気を遣ってしまう、ということだったので(初々しいね大好きだよ)、「お互いが関係性に馴染んできて、もう全然気を遣わなくていい!ってところまでいけたら楽なんでしょうね」と、私は何の気なしに呟く。

すると彼女はこう返してきたのだ。

「いや、でも一緒にいて気楽な人って最初からそうじゃないですか?」


た、確かにそうかも.....


いやでも、なんかあるよね??最初はぎこちなかったけど徐々に打ち解けて... みたいなパターンも世の中には確実にあるよね??


ええ....もうわかんないんだけど....


気を遣い合ってる(「気遣い」ではなく「遠慮」の意味で)カップルって全然見かけないけど、それって最初から波長が合うからなの、それとも過ごした時の長さの為せる技なの.......ええ........っえええええ.....................


私の頭の中には更に、以前知人に恋愛相談をした時の記憶がよぎっていた。


当時私には2人の気になる人がおり(私にしてはチャラいじゃん)、

「Aのほうが絶対まともだけど、気を張るから疲れるんですよ。その点Bは色々どうかと思うところはあるけど一緒にいてめちゃくちゃ楽」

とかなんとか偉そうなことを平気で口走っていた。まあAもBも私にまるで興味なかったから結論付けたところで付き合えないのにあの時の自分まじでお花畑だな〜〜〜あ〜〜しんどくなってきたやめよう。

その時知人は言った。

「いや、Bといて気を遣わないのは大して好きじゃないからですよ。本当はAのほうが好きだから、いいところ見せたくて緊張するんでしょ」

私はそれを聞いて、それもまた説得力があると思ったのである。

でもさあ。でもだよ。気を張る人とはずっと一緒にいられないし疲れちゃうよ。だかやっぱりカップルたちってどう考えても気楽な間柄のはずなんだよな。でもそれは最初から気楽だったからこそこの人いいなと互いに思ったのか、それとも最初は好きゆえに緊張したけど次第に気楽になっていったのか。


無理。考えたけど無理、もうこれ以上考えてもわからなすぎて爆発するからやめる。

友人同士の気楽な食事の場がこれ以上混乱してもアレなので、引用しかけた「好きだからこそ緊張する説」は引っ込めた。

私たちは甘いものが好きだから、毎回同じような甘ったるいデザートを頼んでは、飽きずにまた代わり映えのしない、そして結局毎度結論の出ないような、好き勝手な甘ったるい恋愛の話をしている。

ただ私は彼女とのこの感じが結構好きだ。

関係性に対して抱くこの手の「結構好き」という感覚が男女関係にむけられたとき、人はそれを恋愛関係として位置付けるのかもしれないとも思う。


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