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欅坂46から櫻坂46への改名が成功したと思う理由

「変化すること」による失敗とは何か。
それは、「帯に短し襷に長し」の状態になることだ。


つまり、誰にも刺さらないし誰にも届かない中途半端な状態になること。
そうならない為には変えてはならない核をしっかりと認識して、そこだけは変えずにその他を変えることだ重要だ。 


核を認識するとは、一貫性を確保すること。
変化とは全てを変えることではない。


全てを変えてしまうと前述の通り、今までのファンが離れていき、新規のファンにもイマイチ届かない「中途半端」な状態になってしまう。


そして、10月に解散ライブを行い欅坂46から改名をし、12月から再出発をする櫻坂46だが、1stシングルの表題曲である「Nobody's fault」を聴いた時、櫻坂46は「変化すること」に成功したと確信した。


何故なら、欅坂46時代のファンに最も刺さっていた核をしっかりと認識していると感じたからだ。


それは「孤独」というキーワードだ。
一緒に寄り添ってくれる楽曲や時代の代弁者であるイメージをしっかりと全面に出し、今までのコアなファンをひきとめることに成功している。


しかも、ただ同じことをやっているという訳ではなく、「孤独」ながらも欅坂46時代の自己葛藤を軸とした反応的な歌詞から、常に前を向いている主体的な歌詞となっていて、1stシングルの表題曲として完璧だと思った。


こじつけ気味だが、これが山崎天が言った「変化(全てを変える)ではなく進化(核は残す)」という発言の真意であると考える。


これらのことから、「変化すること」とは全てを変えることではなく、今まで「核」となっていたものを認識することで、櫻坂46はこれらを満たしていることから、「変化すること」に成功していると考える。

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