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夢をもう一度見ないか?【乃木坂46 人は夢を二度見る 歌詞考察】

「人は夢を二度見る」は、日本の女性アイドルグループ乃木坂46の楽曲。2023年3月29日に乃木坂46の32作目のシングルとして発売された。秋元康が作詞、松尾一真が作曲した。楽曲のセンターポジションは久保史緒里と山下美月が務めた。

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乃木坂46の物語としてこのタイミングでこの楽曲を表題曲としてリリースする意味は大きい。
何故なら1期生2期生という乃木坂46らしさをつくってきたオリジナルメンバーが全員卒業したからだ。
そこで「夢をもう一度見ないか?」という歌詞をもってくるセンスとタイミングは凄いと思う。
ここから3期生4期生5期生で新しい乃木坂46をつくっていく。
その意気込みを感じられるタイトルであり歌詞の内容であると思う。

乃木坂46は客観的にみて世代交代に成功していると思う。
期生ごとの色も濃くそれぞれが一つのグループとしても成り立つと思うからだ。

また乃木坂46らしさ満載の楽曲であると思う。
まず、乃木坂らしさとは何か。
そもそも乃木坂46はコンセプトがないことがコンセプトのグループとして誕生した。
その後、世間一般的な乃木坂46らしさの代表曲としては「君の名は希望」が挙げられる。
キーワードは「自己完結」だ。
内面に向かってひたすら問う。

この曲は自身の存在価値を問う。
理想と現実との乖離に戸惑う自分とどう折り合いをつければいいのか。
その解決策として、「今を生きる」。
とにかく前を向く。
生きるとは選択肢たった一つを選ぶこと。
このように秋元康の歌詞のメッセージ性は一貫していると思う。
今、つまずいているのは他者のせいかもしれないけどそれをいつまでも他者のせいにしていても何も変わらない。

生きにくくしてる張本人は僕だ。
できない理由探すよりやってみればいい。

今まで乃木坂46が伝えてきたメッセージの集大成的な歌詞になっていてそこで乃木坂46の存在価値を再認識することでもう一度、坂道を登っていく決意を感じられる楽曲であると思う。

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