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何故、好きというはロックなのか。【乃木坂46 好きというのはロックだぜ! 歌詞考察】

乃木坂46の歌詞に出てくる「僕」は人生をどこか諦めていて傷つきたくないので期待しない。
そんなどこか達観していて露悪的な考え方は2010年代後半からの雰囲気に合っていてそこにマッチしたから乃木坂46は売れたのだと思う。
さらに自己完結の歌詞も多く、そこにどうしても空白が生まれるので文学的な雰囲気も漂う。
乃木坂46の代表曲である「君の名は希望」は自己完結の歌詞の典型で、この「好きというのはロックだぜ!」の歌詞の展開とも似ている。
「僕」が好きになった「君」という人物の思いは一切語られない。
あくまで「僕」の主観で物語が進んでいく。
「君」を好きになったことで今までみていた世界が180°変わってキラキラする。
全てがひっくり返る。
確かにこのコペルニクス的転回はロックなのかもしれない。

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