#Reverb 28 不安と共に新しいお店をオープンさせる私が今、感じていること。

自分でピリオドを打てたこと、素晴らしい仲間に恵まれたことに深く感謝しています。


7月が終わろうとしています。もうすぐ、Hibikiは大きな節目を迎えます。

現在のひびきは7月27日までお客様をお迎えする予定になっています。そして新ひびきが今週末にソフトオープンです。


本当にあっという間にこの時を迎えました。新しい店をオープンさせると同時に私がやり遂げるべきことがあります。それは


「現在の自分の店を自分で区切りをつける」

です。

実は、このような時を迎えられるというのは店を経営するものとして最高に幸せなことなんです。

店というのは生き物です。自分でこのような店にしたい、このように育てたいと思っても、思い通りに行くとは限りません。お店を続けることが出来なくなる。これは突然訪れるものです。

もちろん、急に勤めていたお店を去らなくてはいけなくなる、このような事態もとても辛いです。私も何度も体験しました。そして、店を持つものは「自分の店を続けられなくなる」状態になると更に辛いと思います。私の親方のように病気でお店を続けられなくなる場合、コロナ禍のように社会情勢でお店を続けることが出来なくなる場合など、様々な状況により、店は突然続けられなくなります。

外国での店舗経営の場合、政治情勢により、ワーキングVISAが打ち切られる場合もあります。もう起きないと思っていましたが戦争で店が続けられなくなるという状況が起こるというのを思い知らされたのも2022年でした。


そのようなあらゆる状況を突きつけられた激動の現在で、自分の判断で「新しい店舗を開くために現在のお店をクローズする」というのはとても前向きな理由です。このような前向きな理由で現在の自分の店の営業を終了する、幕を下ろすことが出来たことは本当に本当に幸せだなと思います。


先週、または今週にお客様をお迎えしながら「では次は新しい場所で!」とお声掛けができるのが私は楽しくて仕方がありません。同時に寂しさも感じるかなと思っていたのですが、不思議と感じません。それはこの現ひびきを自分の手で一旦お休みさせることができるからでしょう。休息の終了の時を迎えたら、この場所を私自身と素晴らしい仲間と共に次のステージに動かすことはできると考えています。なのでこの休息の時間もとても前向きに考えています。

なぜこんなに穏やかな気持ちでいられるのか。それはこの現ひびきの空間が本当に素晴らしいものであったからだと思います。同時に多くのお客様、スタッフ、私の夢に共感して共に歩んで下さるパートナーの方々と素晴らしい関係を作ってきたからだと思います。本当にありがとうと感謝の気持ちに溢れてきます。

この感謝の気持ちは私に「不安と共に進む勇気」を与えてくれます。今の私は新しい挑戦に向けて「不安」はたくさんありますが、「不満」は全く感じません。



それは素晴らしい方々に恵まれているから、だからだと思います。この素晴らしい方々と共に歩んでいけば私は不安と楽しく付き合っていけるでしょう。


不安だけど、とても前向きにワクワクしています。今週末、新ひびきが誕生します。

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