#Reverb 36 Sushi Hibikiが寿司レストランでイベントを行い続ける理由

直感で感じた素晴らしい出会い。そこからうまれる最高の寿司文化をお客様に伝えたい。それが世界への更なる繁栄につながるから。

今週は素晴らしいイベントが待ち受けています。それはSushi Hibikiが定期的に行なっている「ECHO IN THE NIGHT」というイベントです。今回は東京の銀座「はっこく」の佐藤さんがメインシェフを務めることになっています。(チケットはもちろんソールドアウトです!)


本当に楽しみでなりません。
今回はSushi Hibikiがなぜイベント「Echo  in the night  」を行うのか、そして今回はなぜ「はっこく」さんなのかをお伝えしたいと思います。

はっこく」さんは銀座で予約がなかなか取れない、最高なお寿司を提供する超有名なお寿司屋さんであります。海外でのイベント参加も数多く行なっておられました。コロナ禍前ではシンガポール、オーストラリアのシドニー、香港などでのイベントを開催され、いずれも大人気だったそうです。

はっこくさんはSushi Hibikiのお客さまからご紹介を頂きました。ぜひ、お会いしてみたい。。と思い、2019年に逢いにいきました。そして実際にお会いした時にイベントを開催しないかとお誘いをお伝えしてみました。すると佐藤さんは

「行きます!いつにしますか?」

とすぐに具体的な日程調整に入ったのです。


私はこのはっこくの佐藤さんの態度に驚きました。それは「通常なら日程決定までに行く人は極めて少ないから」です。これには理由があります。それは外国での飲食のイベントはリスクが高いから。これはコロナ禍以前にも言われていたことでした。現在のお店をどうするか、という状況も関係してきます。海外のイベントいうのは、繁栄しているお店をお休みにして出かけるわけです。そして満足できる食材をどう手に入れるか。課題は山積みです。その状況からメインシェフが「海外でのイベントは例え短期でも総合的にリスクが高すぎる」と判断する、同じ料理人として頷けます。


しかし、はっこくの佐藤さんは具体的に動き始めてくださった。
その決断力と行動力に感激しました。
はっこくの佐藤さんとは2020年の4月の日程で話を進めていました。
しかし、そこに新型コロナウイルスがやってきます。
2年以上、時は止まりました。リスクは益々高くなっていきました。


そして環境が動き始めた際、私は再度「いかがですか?」と聞いてみました。すると「いきましょう」と快諾。まずは、私が動こうとコロナ禍後の最初の日本出張で再会。その際に「おかえりなさい」と言って頂き、また私たちの時計が動き出しました。


私はここで「直感」の話をしたいと思います。
人間は、かつては1キロ先のものが肉眼で見えたりとか、感覚が今より研ぎ澄まされていたそうです。
しかしテクノロジーの発達においてそのような感覚が失われていったそうです。

そうです。何かを得れば、何かを失う。


でも、決断力のような五感以外の感覚は今でも残ってる人もいる。
私はその五感以外の感覚を信じています。

はっこくの佐藤さんがコロナを経ても、コロナの環境が変化したとしても、Sushi Hibikiとの約束を忘れず、そして実行に移してくれたことに深く深く感謝しています。


同時に、身が引き締まる思いを感じます。
マレーシアでは今回のような「外国からの有名なシェフを呼ぶイベント」というのはコロナ禍前も後もよく行われていますが、シェフ本人、受け入れ側、そしてお客様全てが満足するというイベントはなかなか難しいです。なぜ難しいか。それは色々な要因が組み合わされているからだと思われます。心理的な側面も忘れてはいけない点です。約2年半、閉じ込められていたという事実は本人が気づいていても気づいていなくても、私たちに大きな傷を残しました。この傷からうまれる感情を無視してはいけません。その傷に向き合い、そして私たちは未来を見つめ、寿司という文化を発信していきたいのです


今回は、はっこくの佐藤さんとSushi Hibikiが全力でお客様に満足して頂ける場所を作り出す、そしてその素晴らしい世界をチケットをお客様に提供することが私たちの伝えたいお寿司、文化を世界に伝えることになる。

そう信じて頑張りたいと思います。


お店の呼び鈴を新しくいたしました。
この新しい呼び鈴は、新しい世界の入口です。「はっこく」の佐藤さんと作り出す新しい世界、本当に楽しみです。


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