#Reverb51 商売繁栄への願いは世界共通。
日本にも商売繁栄を全面に押し出した風習があることをご存知でしょうか。
この時期に日本にいられるのなら絶対に行きたい場所、それは酉の市です。酉の市と言われて??という方もいらっしゃるかもしれませんが、この写真を見たらあああ!とわかって下さるかと思います。
この時期に商売人なら行かねば!という場所です。魅力的な熊手が多すぎてワクワクしてしまいます。そこで1つ疑問を感じる方が多いと思います。
「なぜ熊手が商売繁栄の縁起物なのでしょうか?」
熊手の意味をウキペディアで調べてみましょう。
幸運や福を「かき集める」。だから熊手が縁起物なのですね。日本ではとても珍しい「商売繁栄」を全面に押し出しているお祭りであります。江戸時代から続く酉の市。その起源は諸説あります。秋の収穫祭から来年の商売繁盛を願うお祭りへと変化していったという説は有名です。その収穫祭の一角で農具として売られていた熊手が縁起物として売られる様になったと言われています。
熊手は元々掃除用具です。熊手に「さしもの」と言われる縁起物が熊手に飾り付けられる様になりました。
では、日本の縁起物の意味を改めてご紹介したいと思います。
まず代表的なのはおかめです。おかめは「お多福 (おたふく) 」とも呼ばれ、その名の通り、福を多く招く女性のことを指しています。
鯛も重要な縁起物です。「めでたい」からきています。
亀は古代中国では仙人が住む蓬莱山(ほうらいさん)の使いとされ、知恵と長寿を象徴する動物とされていました。 そして日本で鶴と共に長寿を象徴する吉祥の動物と言われる様になりました。
蕪 (かぶ) も縁起物です。「根が増える」「株分け」などの意味があります。
枡は、「『ますます』繁盛」を意味する縁起物です。
「巾着」はお財布を指します。千両箱と同じようにお金が貯まりますようにということです。小判、米俵もお金がたくさん集まった!を示すために使われる縁起物です。
七福神も縁起物の定番です。それぞれの神様に意味があります。
縁起物の意味が日本にしては珍しい「商売繁栄(お金が儲かりますように)」が中心になっていることにお気づきでしょうか。お金を儲けることを全面に押し出すことをあまり行わない日本的思考の中ではとても珍しい風習だと改めて思います。
東南アジアの華人思想では気持ちいいくらい「金儲け最優先」と考える方が多く、それを態度に出す人が多いです。なのでこの酉の市、もっと華人の人に訪れてほしいと思います。
Sushi HibikiもSakana Japanese Diningも繁栄しますようにと願いを込めて酉の市を歩きました。
今回購入した熊手はこちらです。
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