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パフォーマーとしての性(さが)

マジシャン含め特殊な職業をしている方、そういった趣味をお持ちの方で
「あるある」な事と言えばその場で
「何かやって」と言われる事だと思います。

それって仕方ない事だと思います。

『パフォーマーとしての性(さが)』です。

今回はだいぶマジシャンと話していますが、そうでない他のパフォーマーの方は、
マジックを自分の仕事と置き換えて読んでください。

マジシャンの方や、
マジックを趣味としている方はこのような経験があるはずです。

「お仕事は何をされているのですか?」

『手品を少々・・・』

「手品って、あのテレビとかでよくあるマジックですか・・・?」

『まあ、そうです、手品師。僕、一応プロマジシャンなんです。』

「えぇ!?凄い!!マジック見たいです!!マジックやって下さいよー!!」


これを読んでいる方は、
マジシャンもしくは何かしらのパフォーマーの方々ばかりだと思いますので、
皆様、必ずこういう経験、過去に何度かはある事でしょう。

特にマジックを仕事としている方であれば、
この言葉を言われるのが正直一番ダルイです。

こちらはプライベートなのに初対面の人にいきなり
「今すぐココで仕事をしろ」
と言われている事と全く同じですから。。。

芸人で言うと、「何か面白い事やって」的なヤツです。

相手の態度によっちゃあ殺意が芽生える事もあるでしょう。
(昔よくありました・・・)

ハッキリと言いますが、そこで断るような人間は
マジシャン失格だと思います。

何故なら、「マジック出来る」と言われたなら、
「見たい」と思うのが人間です。

マジックが見たいのが、
人間の性分なのですよ

マジックは人間を対象にしている商売です

いつなん時であれ、マジックをやってくれと言われるのは、
マジシャンの宿命なのです

「マジックをやってくれ」と言われ、
断るような人間はマジシャンとして、
認めません

そう言われるのはマジシャンとしての宿命

人間を相手にするマジックをしているのであれば、
その性分を受け入れずに、
宿命から逃げているマジシャンは
マジシャンではありません 。

ましてや、断られた人からすれば、
マジックができるけど、
見せないケチな人です 。

実際、私も何度もイライラしました

マジシャンを辞めたくなるような経験もしました

ですが、
マジシャンとして生きるのであれば、
宿命を受け止めなくてはならんのですよ

断るのは、有名になってからですよ

本格的なマジックができるだけのアマチュアの分際で、
ちょっと小遣いを稼ぐ程度のセミプロの分際で、
プロであっても全国的には無名の分際で、

人間の性分を真っ向から反発するなんざ、

100と5年、早いわっ!!
っちゅー事です

マジシャンにプライベートなんてないですよ?

知り合った全ての人間が 大事なお客様です

お客様のニーズに応えられないで、
何がマジシャンですか!?


と、なぜか切れ気味で語りました


サリトは出掛ける際、

よく携帯を忘れます
よく財布をなくします
鍵もかけ忘れます
タバコも普通においていきます


ですが、
ポケットには名刺とトランプは
必ず入っています 。

いつでもマジックをして自分の宣伝ができるように。

マジシャンとは 人間の希望に応え、
期待を越えるのものだと サリトは思います 。

そして、こういった気持ち、心の姿勢と言うのは
必ずマジックに表れます 。

「俺のマジックを見たいなら金をよこせ 」
「タダでマジック見れると思うな 」
「いちいちマジックをしくちゃなんて、メンドくせー」

そういった考え、傲慢で偉そうな気持ちは
必ず外に出て、お客様に伝わります 。

気持ちを変えるだけでマジックは変わります。
絶対に変わります。

今一度、皆様もマジックに対する考え、
思想や気持ちの姿勢を思い直してみて下さい。


ちなみにサリトは「何かやって」的な事を必ず言います。

そこでやるかやらないか、
それでその人の技量が測れます。

やらない人は大したパフォーマーではないです。


そういう性格の悪い事してるから、アラフォー独身なんでしょうねっ!

ワーワー言ってますが、お時間です。

でわ、またっ

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