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コーヒーの酸味について①

みなさまこんばんは。

楽しいコーヒーライフをお過ごしでしょうか?

山鼻のお店が営業再開し、待ってたよ~というお客の声が聞けて僕は嬉しい気持ちです。

どんなときでも、このコミュニティの一部として、コーヒーを通じて気持ちを一つに、お互い寄り添っていける。素晴らしい世の中じゃないか!と実感しています。笑

それはさておき、今日の話は「コーヒーの酸味について」です。

珈琲屋に酸味を語らせると軽く4時間くらいは話し込んでしまう、それくらい奥が深いテーマですが、今日はもう少しシンプルかつ明快に酸味の話をしていこうと思います。

どうぞお付き合いください。

酸味にまつわる「誤解」にまず答えていきます。

コーヒーが好きで仕方なくてこのサロンにいらっしゃるみなさまはきっと、

「おいしい酸味」と「劣化の酸味」があることはご存知かと思います。

グレープフルーツの酸味に例えたとき、皮の外側を感じる酸味(渋くて苦い)は「ネガティブ」に捉えられ、皮の内側を感じる酸味(やわらかく甘い)は「ポジティブ」に捉えられます。

これはわかりますね。

ではその酸味って、コーヒーの農園からコーヒーカップに収まるまでの過程の、どこで発生する要素なのでしょうか?

コーヒー豆は、コーヒーチェリーと呼ばれる赤いサクランボのような木の実の種子の部分です。

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サクランボや、梅や、すもものタネ、すっぱいですよね。
それと一緒の感覚で考えます。

あの甘酸っぱさを内に秘めたまま、発酵処理~乾燥~国際輸送~国内での豆の焙煎と、消費者にどんどん近づいていきます。

ですから基本的には、最初から酸っぱいです。笑

発生源は最初です。笑

ですが、世の中には香ばしいコーヒーや、まるでフルーツのようなコーヒーが出回り、酸味の少ないもの多いもの、両方存在しますよね。

不思議ですね。

結論から言うと、焙煎のときにコーヒー豆に火を入れるプロセスを工夫することで、酸味を消してみたり、活かしたりしています。

だからよく聞く、ケニアやタンザニアは酸っぱいとか、ブラジルやインドネシアは酸味がない、みたいなのは誤解なのです。もともと全部酸っぱい要素があります。

じゃあ焙煎で酸味の具合が変わるんですね、というのがわかったと思います。

ここで次の誤解が生まれます。

「浅煎り」は酸味が強くて「深煎り」は酸味がないんでしょう?

というものですね。

えっ?違うの!?と思ったあなた。
宿題です!!!!

酸味のない浅煎りのコーヒーと、酸味のある深煎りコーヒーを、意識して探してみてください。

判定方法は簡単。前回のアクティビティでお教えしましたね!

https://community.camp-fire.jp/projects/243885/activities/130863

舌先や舌の付け根に感じる味わいが酸味です。

意識して味わってみてください。

それではまた!

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