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子供も大人もおめでとうの会。

子供が出来る前の私は「一歳のお誕生日会」って親の自己満だと思っていた。壁に飾り付けして、かわいい服着せて、薄味で食べ物としては微妙だけどインスタ映え抜群の赤ちゃん用ケーキを前に、親が頑張って写真を撮る会。もしくは一升餅を背負わされて号泣という可哀想な会。

だけど、いざ自分の子供が1歳になったら、5家族も呼んで、お誕生日ケーキも手配して、せっせとご飯を作り、盛大なパーティーを開催してしまった。いやはや、親バカになりましたな…というより、考え方が変わったから。

別の子の「一歳のお誕生日会」に呼ばれた時の誘われ文句がとても印象的だった。日本語の意訳よりも、本文が素敵だからそのまま載せておく。

We hope you are able to join us to celebrate the momentous occasion of surviving the first year of parenthood! - 親として最初の一年をなんとか乗り切った記念を、一緒に祝ってもらえたら嬉しいです。

「子供の一歳のお誕生日」を「1年親をやりきった記念日」と捉える発想。今までの私にはなかった!でもなんだか素敵。

勿論、子供の方もすくすく育ってきてくれてありがとうと祝われる権利はあるけれど、目まぐるしい日々の中で慣れないながら”親”をし続けてきた大人にもフォーカスがあたって良いはず。

そう思ったら『一歳のお誕生日会&私達もなんとかサバイブしたね記念』をやりたい気がした。盛大に乾杯したい…!

と同時に『初めての育児に翻弄される生活の中で、仲良くなってくれて、息抜きの場を沢山提供してくれた友達に感謝を伝える会』でもあるなぁと。そう思った結果、日本食を振る舞い、大きなケーキを準備し、ワインやビールを並べる盛大なパーティーになった。

準備はてんやわんやだったけれど、実際パーティーが始まってみたら、大人も子供もとっても楽しい日曜日が過ごせたから、開催して本当に良かった!坊(と私達)の為にこれだけの人が集まってくれること、プレゼントを持ってきてくれたり、手作りカードを作って来てくれたりと、有難いの極み。

一歳の坊も、プールで水かけられたり、大人ご飯をつまみ食いしたり、少しずつお友達を認識し始めたり、思った以上にワイワイ感を楽しんでいそうな姿が見れたから、これまた良かったな。

そして周りの欧米系のお友達の「お誕生日会だから良いじゃない」モードを踏襲して、坊もあまーいチョコレートケーキデビュー。ちょっとだけね。嬉しそうに齧り付いていたので、良いことにしよう。ふふ。

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