ワーホリに行く前にやっておけばよかったこと(勉強編)

ワーホリに行く前にやる準備は本当にてんこ盛りで、勉強まで手が回らなかったりしますよね、私は正直全部は回りきらなかったです。

だけど、これはやっといてよかった!ということと、これはやっておけばよかった!ということがやっぱりあるので、これからワーホリに行かれる予定の方、ワーホリに行く予定はないけど英語の勉強って何したらいいのかわかんないよ!という方の参考になればと思います〜。


単語編

 何事も基本はここから!材料がないとケーキが作れないように単語力がなければ文章も作れません。最低限おさえておかなければいけない部分です。

と言っても、正直な話、高校生レベルの単語さえおさえておければなんとかなります。いえ、もうひと声、中学生レベルの単語がわかれば生活はできます。

実際カナディアン同士の会話を聞いていても、そこまで難しい単語は出てきません。とにかくスピードが速いのと熟語として知っている言葉同士の組み合わせで出てくる言い回しがわからないだけで、大学受験で必要になるような難しい単語はあんまり聞きません。

逆に、発音が日本人にとって難しいものだったり、ネイティヴに馴染みのない単語って伝わりづらいです。難しい単語は大体言い換えれば伝わるし、その方が英語を直訳しがちでいくつも意味がある複雑な単語を使うより自分の意思に沿って伝わることも多いです。


例えば、「これ壊れやすいです」と言いたい時、

"It's fragile." と言っても"??"という反応をされます。

大体"fragile"ってどこにアクセントあるのかわかりづらいし、この短い単語の中でrとlにも気をつけたい。言う前に躊躇っちゃうし、聞いた側も混乱します。

それを、”fragile:壊れやすい、脆い” → ”easy to break:壊れやすい”

と言い換えると突然 "!" という顔をされます。


こんなのはほんの一例ですが、何か伝えたいことに目的があったり、ビジネス英語を取得したりしたいならともかく、「話せるようになりたいからワーホリにいく」という前提で勉強をするのに、難しい単語をウンウン唸りながら覚えるのは時間の無駄です(でした)。

そんなことを覚えている暇があるのなら違うことに準備の時間を費やすことをお勧めします。ワーホリ出発前の自分に聞かせてやりたい・・。

これを読んだ皆さん、中学校レベルの単語、余裕があれば熟語!!

復習が終わったら、黙って次にあげる勉強をしてください。もう一回私がワーホリ前に戻れるとしたら私は間違いなくこれをやります。


文法編

 次はこれ!中学校、高校とそれなりに授業をちゃんと聞いていたのなら力を入れてやる必要は必ずしもないのですが!!

自分の安心感のために中学生用か高校生用の文法書を一周しておくことをお勧めします。でも5周とかする必要は全然ないです。

全部を理解する必要はないと思います。ただ、「こういう文法あったな〜」とか「三単現ってこういう時に使ったな〜」とかそういうのを思い出しておけるだけで全然違います。


私の経験則上、そして周りの日本人を見ていて思うのは、

「日本人、自分の中で英語で文章組み立ててからじゃないと喋らないな。」

ということです。文法がわからなくなった瞬間脳みそがストップして、本当に口から何にも出てこなくなります。なるべく”思いついたことは文法にとらわれないようにとにかく話そう!!”という意識はあるんです。

わかってはいるけど本当に出てこないし、そのことを頭に置いておいても、とにかく喋りまくるラテン系の子たちに圧されてさらに喋れなくなりがちです。普通のことです!!!

だから、「この言い回し、リズム、聞いたことあるから行ける!」という感覚が非常に頼りになります。これがないと頭の中で文法こねくり回してるうちに会話から取り残されがちになるよ!!


それから、特に覚えておくととても便利なのが

✴︎助動詞、5W1Hの疑問文。

最低限、

・Can I ~?
・Could you ~?
・Should I ~?

この3つに”When”,”Where”,”What”,”How”がつけられると尚良いです。


✴︎wanna, gonna, gottaの意味。

学校で習わないのが不思議でたまらないくらい全員コレ使います。語学学校の先生もすぐコレ言う。

・wanna:want to の略、「〜したい」が主な意味。
・gonna:going to の略、「〜するつもり(確定度高め)」が主な意味。
・gotta:got to, have toの略、「〜持ってる?」「〜しなきゃ」が主な意味。

カジュアルな言い回しになるので書き言葉として使うことはほぼないです。

だからこそ義務教育で教えてくれなかったんだと思うのですが、コレわかんないとかなりテンパるので覚えておきましょう。あとネイティヴがよく使う言い回しなので単純にテンション上がります。英語話すときにテンション上がるの大事。


その他表現編

✴︎テレビ、ラジオ、洋画

とにかく触れておくことをお勧めします。日本語字幕つけてて良いです。英語でそのまま意味なんてわからなくて良いです(わかるなら勉強することない)。

何が大切かと言うと、ネイティヴの話すスピードに慣れておくことです。

正直トロントは色んなバックグラウンドの人が多すぎてアメリカ英語だけカバーしていっても聞き取れないことはたくさんあります。

2ヶ月カナダにいますが、ネイティヴスピーカーが話していること、全部は聞き取れません。

最初は一語一句聴き逃さないように頑張っていましたが、疲れちゃうし、スピードに慣れていなかったので一語聞き取っている間に次、次、というように話が進んでしまって、結局要点を聞き逃すことも多くありました。あと疲れちゃいます(大事なことなので二回言いました)。

ただ、日本語を聞いている時のことを考えると、一語一句脳内で確認しながらなんて聞いてないんですよね。英語は日本語に比べて文章に音の波のある言語だと思うので、重要な部分ってアクセントで日本語以上に強調されて話されているはずなんです。

だからこそ、ネイティヴの話すスピードに慣れておけば、実際にワーホリに行ってから「早すぎて大混乱」という不幸な事故を軽減することが可能です。


個人的なオススメは、

フレンズ(ドラマ・Netflixで視聴可)

:会話が早すぎて草すら生えません。スラングも多い。コレ見ることで少し焦ります。実際に語学学校で教材にもされています。


MARVELシリーズ(映画、ドラマ・Netflix,映画館,Disney +などで視聴可)

:聞き取りやすい、かつ綺麗な北米大陸スタンダードの英語です。話に興味が持てるならかなり勉強になります。世界中にファンも多いので推しがいると友達作りやすいです。


ブロードウェイミュージカル(映画・Netflix,レンタルなどで視聴可)

:基本字幕の出ないミュージカルは聴きやすい、理解しやすい英語を使って歌詞が構成されています。劇団四季でやっているものは興味も持ちやすく、日訳との比較も楽しめるのでオススメ。 GleeHigh school musicalも良い、ミュージカルアレルギーでなければ一番オススメの勉強方法。


私はとにかくNetflixオバケと化して毎日見ていました。

勉強だと思うのしんどくなる日が来るので、遊びで楽しめるコンテンツを自分で見つけられると幸せになれまっせ!!


✴︎洋楽

洋楽好きなら良いことづくめです!!

英語のリズム感とか、発音のコネクトの仕方とかに耳が慣れていると、ネイティヴの会話が何もしていないよりもサラっと入ってきます。自分の発音矯正にも役立ちます。

オススメの方法は、

1.歌詞無しで聴く
2.歌詞無しで聴いたまま歌ってみる(空耳アワードで良いです)
3.歌詞チェックして一緒に歌ってみる

曲の速さは特にオススメはないです。好きな曲聴いて好きに学ぶのが良いでしょう!!

洋楽に興味がない場合、外国に留学経験のある歌手や海外版を出しているような海外で評価されている日本人アーティストの英語の曲を聴いてみるのも良いかもしれません。


まとめ

・単語と熟語は中学生レベルのカバーを第一に

・文法書一周はしておけ、特に助動詞と疑問文

・洋画、テレビ、ラジオでネイティヴのスピードに慣れとけ

・洋楽でリズムと発音にも意識を持っておけ


これ全部やってから来れてたら、「英語できなくて辛いよう」って泣いた夜は減っていたと思います・・・・・・。無駄な涙は流さないようにしようね・・・。




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