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【職種解説】Saltworks Job Magazine デザイナー編

ソルトワークスで働くスタッフの仕事や歴史を通じて、会社を読み解く「Saltworks Job Magazine」。今回は、ソルトワークスにおけるデザイナーの仕事に焦点を当てます。ソルトワークスには、UIデザイナー、グラフィックデザイナー、WEBデザイナーが所属しており、それぞれが専門性を持ってデザイン業務に取り組んでいます。

本記事では、通常の求人票では触れられない深い部分にも迫り、ソルトワークスでのデザイナーの役割やチームの属性、このポジションで得られる経験について詳しくご紹介します。


ソルトワークスのデザイナー業務

  • UIデザイナー
    自社サービスのWEBサイトやアプリに対して、UI/UXデザインの改善提案や、ワイヤーフレーム作成を通じた要件定義の主導、業界動向のリサーチなど幅広い業務に携わります。お客さまが何を見て、どのような気持ちになれば購買に結びつくのか、心理や行動を推測しながら最適なサービス設計を進めます。

  • グラフィックデザイナー
    自社サービスで扱う商品や販促物、広告などのデザイン制作から、商品データの管理、注文後の写真補正まで幅広く担当します。ソルトのグラフィックデザイナーは「コンテンツデザイン」にこだわり、ユーザーにどんな価値を提供できるかを常に考えながら業務に取り組んでいます。ポストカードのデザインはその一部であり、サービス全体を支えるクリエイティブを担当します。

  • WEBデザイナー
    自社サービスのWEBサイトやアプリのビジュアル全体を担当し、広告用バナーやアプリのストア画像、アイコン作成など、ユーザーの目に最初に触れるデザインを幅広く手掛けます。さらに、採用サイトのディレクションやコーポレートサイトのデザインを通じて「ソルトらしさ」を表現し、ブランドを支える重要な役割を果たします。

メンバー構成・バックグラウンド

デザイナーの構成は、グラフィックデザイナーが7割を占めており、これはイラストを使用する商品が多いポストカード事業を展開しているためです。
属性としては、中途入社が8割、新卒入社が2割(第二新卒含む)となっています。

受託制作会社や印刷会社、広告代理店でデザイナー経験を積んだスタッフが多く在籍しており、アーティストとして創作活動を行っている人や、カメラマンの経験を持つ人もいます。それぞれが独自の強みを活かし、活躍しています。

業務の流れ

プロジェクト内での役割

プロジェクト内でデザイナーは、設計からWEBサイト構築、コンテンツ制作まで幅広く対応しますが、ときにはサービスの企画段階から参加し、コンセプトをしっかり固めたうえでデザイン業務に入ります。「昨年はこうだったから、今期はこうしよう」といった形で、サービスをより良くするためのブラッシュアップを行い、効果的なクリエイティブを追求できる点がこの仕事の面白さです。

通年の動き

年賀事業を例に、通年の業務の流れを解説していきます。

  • UIデザイナー
    ▼ サービスの振り返りと改善点の洗い出し(1~4月)
    1~2月は既存サービスの振り返りを行い、お客様のアンケートや運用時のフィードバックをもとに、来期の改善点を洗い出します。3~4月には、洗い出した改善点をもとに今期の開発方針を決定し、プロトタイプの作成やチームレビューを重ねていきます。

    開発とテストの進行(5~9月)
    5~9月は実際の開発フェーズです。システム開発チームと連携しながら細かい動きや仕様を調整し、動作テストを進めます。急な変更や機能追加にも柔軟に対応しつつ、開発を進行します。

    サービス運用と次期開発の準備(10~12月)
    10月からの約3ヶ月は本格的な運用期間です。ユーザートラブルがないか状況を見ながら随時修正を行い、運用中に見えてくる課題をまとめて、来期の開発に備えます。

  • グラフィックデザイナー
    コンセプト立案と新規デザインの構想(1~2月)
    今期の年賀状に向けた新規制作のテーマやコンセプトを発案し、これから始まる制作物の土台を作ります。同時に、新規デザインのアイデアを構想します。

    新規デザイン制作と特殊デザインの開発(3~8月)
    3~5月には、カテゴリーに分けて新規デザインを制作し、来年の年賀状の大部分を制作します。6~8月は、新規デザインの検討会を行いつつ、ナジームHAKUといった特殊デザインを制作します。

    サイトオープン準備と追加デザイン制作(9月~2月)
    9~10月は、年賀状サイトのオープンに向けた最終段階で、全ての新規デザインの修正を完了し、DMなどの紙媒体を制作します。11~2月は、サイトオープン後に追加新規デザインの制作や、来期の年賀状デザインのアイデア構想を行います。

  • WEBデザイナー
    サービスの振り返りと来期の方針決定(1~6月)
    1~3月は年賀状サイトのクローズ作業を行い、各サービスでKPTA(振り返り)を行います。店長を中心に来期の方針を固め、4~6月にはサービス内容や画面設計を進めていきます。WEBデザイナーとしては、戦略に基づいてデザインのストックを蓄えていく時期です。

    サイトデザインの実制作と最終調整(7~9月)
    7~9月はサイトデザインの実制作が進行します。特に8月からは10月公開に向け、商品デザインの最終確定やデザイン、コーディング、結合テストなどの作業が集中し、制作ラッシュの時期となります。

    サービス公開と販促活動(10~12月)
    10~12月は年賀状サイトの公開後、広告バナーやメルマガ画像など販促系の制作がスタート。販促チームと連携し、集客戦略を練りながら対応します。売上状況に合わせ、サイト側も臨機応変に対応していきます。

求められる姿勢・志向性

  •  言語化する力
    デザインのプロセスや根拠を言語化する力が必要です。どのような導線でUI設計を行ったのか、どのようなターゲット訴求を意識して制作したデザインなのかなどを根拠をもって説明し、チームに共有する能力が求められます。

  • マーケティング思考
    ソルトワークスのデザイナーは、ユーザー視点でデザインを設計し、ターゲットの理解や訴求ポイント、効果測定を行いながらサービス運営に携わります。デザインの美しさだけでなく、自分のデザインがどのようにサービスの成長につながるかを考え、検証・改善を繰り返していくマーケティング思考が求められます。

  • 幅広い知識と柔軟な適応力
    ソルトワークスでは分業制を採用していますが、マーケティング視点での訴求方法、UI/UX視点でのサイト設計やコンテンツの最適化、ビジュアルやレイアウト、さらにはコーディング知識に基づく実装の想定など、幅広い知見が求められます。WEB業界は技術やトレンドの変化が速いため、日々のインプットが不可欠です。

経験できること

  • 自分のデザインへの反響をダイレクトに受け取れる(UIデザイナー)
    サービスの基盤となる導線設計を手掛け、その反響をダイレクトに受け取れる環境です。ユーザーからのレビューや問い合わせを通じて、期待通りの反応や予想外のフィードバックを得ることで、仕事へのモチベーションや改善のヒントを得ることができます。

  • 自分のアイディアをサービスに反映できる環境(グラフィックデザイナー)
    自社サービスにおいてお客さまの声や自身のアイディアを迅速に反映し、その結果を検証しながら改善していく経験ができます。裁量を持って「こうしたら良くなる」と判断したり、他部署から新鮮な意見を取り入れながらデザインを進めることができるのも魅力です。

  • サービス全体のデザインを一貫して担当できる(WEBデザイナー)
    WEBサイトやアプリのデザインだけでなく、SNSや広告などのプロモーション用デザインも一貫して担当します。プロジェクト制を採用しており、UIデザイナーやエンジニア、マーケターと密に連携しながら、サービス全体に関わることが可能です。


ソルトワークスのデザイナーは、WEBやUI/UX、グラフィックといった専門性を持ち幅広い領域で活躍しながら、サービスの成長に貢献しています。ときには職種の垣根を越えてデザイナーとして、ブランドのイメージ構築や新しいサービスの立ち上げに携わる機会もあります。

サービスをよくするアイディアを受け入れる土壌がありますので、探求心があり、ベースを頼りにするのではなく、0→1でデザインを考えカタチにしようとする志があるデザイナーの方におすすめな環境です。

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