「天地創造のお話から、神さまのメッセージをつかみ取ろう②」(福山暁の星小学校5年生 授業実践報告:吉田幸司)
本校では5年生の1学期に『旧約聖書』の授業をしています。前回は「天地創造」の文章を国語の手法を用いて全体を俯瞰的に考える授業を行いました。今回は「神」「光」「人間」の記述の詳細を分析し、3つのことから神様は私たちに何を伝えたかったのかをグループで話し合い、発表してもらいました。
目的
「天地創造の物語(神様の行動・光の創造・人間の創造)」を通して、神さまは何を伝えようとしているかを考えよう。
導入
1.平和を求める祈り
2.本日の授業の目的を話す。(目的は上記)
展開
1.発問① 「この文章の中で、繰り返し言われている言葉は何だろう」
【児童の答え】→上の写真の「全体」参照。
2.発問② 「発問①と光の創造を比較して異なるところはあるか。」
【児童の答え】
・「そのようになった」ではなく「こうして、光があった」となって
いる。
・なぜか、ここだけははっきりと「光」と表現している。 など。
3.発問③「人間の創造は、全体と比較して異なるところがありますか。」
【児童の答え】
・「かたどって(かたどり)」という言葉が3回使われている。
・人間だけ、役割が書かれている、など。
4.グループワークを行う。(4人から5人)
発問④「天地創造の話全体・光の創造・人間の創造を通して、
神さまが伝えたかったことについて考えよう。」
5.班ごとに発表。
まとめ
〇私たちがいつも光(希望)に進むように、神様は呼びかけられている。
〇人間を含め、神様が造られたものすべてが大切なもの。それを大切に守る
役割が私たちには与えられている。
授業を行った感想
〇活発な意見交換ができました。
〇授業でこちらが伝えたいことは、概ね押さえられました。
〇創世記の文章そのものを読んで考えるという経験が出来ました。
〇振り返り」を授業内に書かせることが、時間の都合上、難しい。
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