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「創世記11章 バベルの塔 ~神様からいただいた力をどのように使うべきか~ 」(福山暁の星小学校 5年生 授業実践報告 吉田幸司)

 創世記11章「バベルの塔」について、授業を行いました。他校でもされていたペーパータワー作りとバベルの塔の話をからめて行いました。小学5年生で行いましたが、中学生・高校生でも、より深めてできるのではないかと思います。

1.「平和を求める祈り」
2.「今日の授業の説明」
ブリューゲルの「バベルの塔」の絵をモニターに写しながら、「バベルの塔」を通して、神さまからいただいた力をどのように使うべきかを考えていくということを伝えます。
3.「天まで届く塔を作ろう(ペーパータワー)! の説明&実施。
1班4名8班で、「ペーパータワー作り」を行います。ルールは以下の通り。
 1.A4用紙20枚を作ってタワーを建てる。
 2.紙は切っても折ってもよい。
 3.作戦タイム(3分)
 4.作成タイム(4分)
 5.一番高い塔を作った班の勝利!
どの班がいちばん高く作れるかを行いました(最高1m越え)。
4.発問
Q1.タワーを作ってみた感想について
Q2.できた(できなかった)原因は?
Q3.協力って具体的には?
*発問を通して、Q2の時点で「協力」という言葉を導き出したい。
5.創世記11章「バベルの塔」の音読。
発問のQ4を考えさせながら、各自で考えながら、立って音読をします。6.発問
Q4.
バベルの塔を作ろうとした人と、ペーパータワーを作ろうとしたみんなは、気持ちの部分では同じだったか異なっていたか。
【同じ】
・一番になろうとした点が似ている。
・作るために「協力」をした点が似ている。
Q5.
では、みんなも神さまから怒られるのかな? 彼らも「有名になろう」と思って協力したんだよね。何がいけなかったのかな。
・協力の力を自分のためだけに使ったのが良くない。
・よい協力は、まわりのために力を使う。
 悪い協力は、自分だけのために協力する。目的も大切。
*この後、本校では創立者の言葉の「神さまからいただいた力を惜しみなくきょうだいたちに与えなさい」という意味の言葉から、「神様から頂いた力は何か」と、その力を使うべき「きょうだい」とは何(だれ)かについて考えさせようとしました。「自分達が神様から与えられている力」と「誰・何に対してその力を使うべきか」をさらに具体的に尋ねていくとよいかと思います。
7.本時のまとめ
人間は協力をすると大きな力を持つことができます。その力は神様が与えてくれた力です。だから、その力を自分たちのためだけに使うのではなく、まわりの人の笑顔や地球全体のために使っていくことが大切。そうすれば、平和な社会が訪れます。
                         (おわり)
               


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