サレジオ学院 探求授業NO.2
以前、(https://note.com/saltteachers4/n/nf65e62711c96)の記事にて、サレジオ学院様の探究授業について載せさせて頂きました。今回の記事ではその後半として、特に教育ITのサービスを提供する、RUN.EDGE株式会社様の映像を活用する教育アプリケーションKOKOの使用方法と、その探究学習での活用について、焦点を当てさせて頂ければと思います。
・授業での実際の活用方法
下記の図のような形で、講師が普段通りに講義を行い生徒の皆さんが授業を実際に受けている最中に[1] [2] [3] 、「ここ分からないか」や「質問したいな」と思ったところに、タグを押すことができます。
その後、生徒皆さんの質問やコメント内容が、「タグデータ」として保存されます。そのデータは、授業が終わった後に講師がそれに対して質疑応答として反応したり、他の先生方が生徒それぞれの関心や感想を把握することに繋がります。
・探究学習への繫がり
今回のサレジオ学院の授業では、授業後に個別に授業レポートをまとめて頂きました。
今後は生徒同士が重要と感じたり、関心がお互いに高かったりした部分のデータをもとに、チームで探究テーマを決めて学習するなどの応用が可能と考えています。
例えば、以下の画像では、320秒の所が「重要な視点だ」というタグが多いため、多くの人が授業中のその箇所に対して、重要と捉えていることが分かります。
上記のようなツールを使うことで、生徒の関心などの可視化ができるため、サレジオ学院様からは、進路指導にも使用ができるとのコメントも頂いています。実際に静岡の県立高校の事例では、面接指導で利用したところ、今までよりも改善の幅が広がりとても効果的であったとの声も挙がっています。上記のように各授業のDX化、進路指導のDX化を深める事ができます。
・NPOとして感じた利点
NPOとして社会課題を投げかけた際には、答えがない問いが多く存在します。しかし、だからこそ生徒の皆さんには多くの探究のチャンスがあります。このチャンスを逃さないためには、上記のようなデータ化や関心度が可視化できるツールがあることで、その後の活動に繋げることもできると考えています。
授業が実施して終わりになってしまうケースは、探究授業という壮大なテーマを扱いやすい授業の場合が多いようにも感じます。その際に、こうしたツールを用いた対応ができることは大きな利点でした。
NPO法人せいぼでは、上記のような形式以外にも多くの形でカトリック学校様との探究学習を実施しております。こちらhttps://youtu.be/IXCPWrrOyiY)の代表からの紹介も、お聴き頂ければ幸いです。
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