『スタイル別にわかるインテリアの基本』を読んで(その7)
今回は最終章として、
家具選びと配置、収納について学んでいきます
【家具の選び方のポイント】
結論から言うと、いきなり買わないこと!!
以下の手順を踏みます
①ライフスタイルから、どこにどんな家具が必要か考える
②採寸して、間取り図を作る
②では、特に以下の点に気をつけます
・梁や柱
梁や柱があるところに無理に家具を置くと、部屋が狭く見える
絵や写真を飾れるくらいに余裕のある配置を!
・エアコン
エアコンの位置や高さも採寸する
風の流れを遮らないよう、部屋の間取りを平面図だけで考えず、立体的に捉えること
・ドアの位置
家具を置いてもスムーズにドアの開閉ができること
・造り付け収納
造り付け収納がある場合はその高さ、
とびらがついている場合は開き方も確認
・窓まわり
窓枠だけでなく、カーテンボックスやレールの厚さも考慮する
・コンセント
家具を配置するときにコンセントをなるべく隠さないように
【家具の配置の注意】
動線と視線を意識すること!
①動線
動線がスムーズにつながると、部屋がせまくても効率よく移動でき、暮らしやすい部屋になる
家具は動線を塞がなぬよう、人が通らない場所に置き
行き止まりができないように配置すること!
②視線
・例えばワンルームだと、背の高い家具で空間を仕切ろうとしてしまいがちだがNG!
ソファやローボードなどの低い家具で仕切り、視界は抜けさせるようにする
・壁の一箇所にフォーカルポイントをつくると、視線が集中し、
他の生活感のある場所に目が行きにくくなる効果がある!
・家具は高さを揃えて配置することで一体感をだせる
椅子などの背丈がバラバラの場合は、
背の高い順に並べると高さの差が目立ちにくい
・木製製品は、濃淡をそろえて配色するようにする
・家具は部屋のあちこちに分散させず、できるだけ室内の1箇所にまとめる
また、家具をまとめる場所は、ドアから離れた位置が理想的である
ドアの前にスペースを広くとっておくと、部屋に入って来たときの印象が良くなる
【家具について(部屋別)】
①リビング
・部屋の広さや過ごし方にによって、
センターテーブルにするかサイドテーブルにするか考える
・部屋の間取りや過ごし方によって、
ソファが必要かどうか考える
・購入の前に、搬入経路を採寸する
②ダイニング
・ダイニングテーブルは使用頻度が高いため、耐久性や手入れ方法も考えて選ぶ
・配置するときは、食事する際の眺めにも気を配る
背の高い家具が近くにあったり、
散らかったキッチンの流しが見えていては、食事の雰囲気を損なってしまう
③ベッドルーム
・ベッドと壁の位置関係は、
ベッドに壁がすぐ横に迫るよりも、
頭側以外の3方向にスペースを保って空間を遮らない方が、ホテルのような開放感を得られる
たとえ壁に寄せる場合でも、壁から最低10cm以上は空間をとる
そうすることで、ベッドメイキングがしやかったり、
掛け布団のずり落ちを防止できたり、通気性を向上させたりする効果がある
・ベッドと窓の位置関係は、
窓がベッドに近いと冬は頭や肩が冷えて眠りづらくなるので避ける
【収納家具選びのポイント】
①まずサイズと使い勝手を考える
②次にデザイン性を考える
②の際、理想のデザインのものがなければ
シンプルなものを選ぶと良い。
シンプルなものなら、あとからちょっとした工夫でおしゃれに見せることもできる
木の質感を生かした物なら、ナチュラル素材のカゴと合わせたり、
白くペイントされた物なら、カラフルな引き出しボックスと組み合わせたりすると良い
【収納のポイント】
使う場所と収納する場所が、離れすぎると
使ったものを片付けず、置きっぱなしになりがち!
まずはその物の使用頻度を考え、
よく使う物から優先的に、取り出しやすく
片付けやすいスペースに収納する
【収納アイデア】
①衣類
ハンガーにかかっているものは、丈を揃えて分類し収納する
②ダイニング
カトラリーや、カップ、ランチョンマットなどはキッチンよりもダイニングに収納したほうが
調理をしてきる間にスムーズにテーブルセッティングできて良い
以上です。
家具購入から配置、収納まで親切にまとめられていました。
またこの書籍は全体を通して、引越しする前や模様替えをする前に、「何をしたらいいのか・何を考えたらいちのか」が
ポイントを絞ってまとめられていた本でした。
長い本だったので、読み終わる頃には最初のほうは忘れてしまったので読書記録つくっておいて良かったです。
インプットが終わったらいよいよアウトプット。
お部屋の手直しをしていきたいと思います。
以上お読みいただき、ありがとうございました!
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