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桜井和寿の相方が桑田佳祐だったらウカスカジーは成功してないと思う

Mr.Childrenが大好きだ。Bank Bandも大好きだ。フューチャリング桜井和寿も大好きだ。これらはすべて、"桜(櫻)井和寿が大好き"という大前提のもと成り立っている。桜井が好きなら、ミスチルだろうがBank Bandだろうが、どんな色に染まろうが好きということである。


しかし、そんな桜井さんの多岐にわたる活動の中で、唯一ハマれないものがある。ウカスカジーだ。
別に嫌いなわけではない。隣のGAKU-MCが嫌いなわけでもない。曲が嫌いなわけでもない。ただ純粋に、興味が持てないのだ。「好きの反対は無関心」というなら、まさにその通り。関心が無。好きになろうとも思えない。

別に、無関心なものに無理やり目を向けて、意地でも好きになってやろうとか、そういう荒療治をするつもりはない。ただ、やはり「桜井和寿」という僕の憧れが所属しているウカスカジーについて、ただただ見逃すのも非常にもったいない気がしてならない。もったいないおばあさんが出てきそうで怖い。皆もったいないおばあさんとか知ってるかなぁ。
とにかく、今回は"興味がない"という人から見たウカスカジーの凄さ、みたいなものを表現出来たらなと思った。
先日の豊洲のツアーファイナルはチケットがプレミアム化していた。それまでに人気を持っているのは、さぞかしちゃんとした理由があるのだろう。


ウカスカジーがミスチルファンの心をバシバシ掴んでいく理由。それはまさしく「Mr.Childrenとのギャップ」にあるんではないか。
ミスチルは元来、深い愛を歌い上げる渾身のバラードに皮肉の効いたメッセージソング、最近なら若者にも負けない強気のギターロック、その中にも大衆的なものがあれば隙間産業の様なものもあり…こんな感じでさまざまなジャンルを歌っている。しかも30年近くずっと。言うなれば「Mr.Children」というひとつの音楽ジャンルが確立されている。
対してウカスカジーは、すごく真っ直ぐ。なんの捻りもない、直球の応援ソング。そんなイメージがある。GAKUさんのラップも、高等テクニックのゴリ押しというよりは、いかに感情をぶつけるか、みたいな枠に囚われないラップをしてるイメージだ。違ってたらごめんなさい。如何せんウカスカジー知らないもんで。
そんな純粋な音楽活動が、耳の肥えたミスチルファンにもしっかり届いているのだと思う。


そして、僕が一番ウカスカジーにおいて大きいと思うのは、GAKU-MCの存在だ。

その昔、1995年、桜井和寿は超一流アーティスト・桑田佳祐と2人で曲をリリースしたことがある。「奇跡の地球」だ。僕はこの曲について、ものすごく惜しいと感じる。メロディと歌詞は凄くいい。「奇跡の地球」そのものはむしろ大好きだ。
でもどこか、大きすぎる「桜井和寿」と「桑田佳祐」という存在が、その大きさゆえに激しくぶつかり合ってしまっているように思える。桜井和寿と桑田佳祐が見えないところで喧嘩しているように思える。
例えるなら高級ステーキと高級寿司が同時に出される感覚。そこに砂糖とタバスコを同時にかけている感覚。せっかくのデュエットなのに、1+1が2になっているだけな気がして、すごくもったいない。またもったいないおばあさん(以下略。
それなら、コブクロがのちにカバーした奇跡の地球の方がが断然格好いい。こちらは単純な1+1が3にも5にもなっている。いわゆる相乗効果だ。絶妙なハーモニー、それぞれにアイデンティティがあるんだけどギリギリでそれがぶつからないという、小渕健太郎と黒田俊介のちょうどいい存在感。
僕はこの奇跡の地球を、唯一「カバーが原曲を越えた例」として認定している。お前はギネスか。

ではGAKU-MCはどうだろうか。もちろんGAKUさんもアイデンティティはかなり強い。クセも強い。しかしそれでいて桜井さんとは全く違う音楽スタイルだ。積み上げてきた功績も違う。もちろんこれはGAKUさんが桜井さんより劣っていると言うわけではない。GAKUさんにも独自に拓いていった音楽活動がしっかりとあるわけで、ただ桜井和寿が残した数字が大きすぎるという話だ。
だからどんなにGAKUさんが主張しても、曲中でガンガン歌い倒しても、そこで桜井さんとぶつかることはない。桑田佳祐と桜井和寿という似た存在感ではなく、両者に別カテゴリーのそれがある。
そんな2人が対峙することで、コブクロとはまた違った類いの相乗効果が生まれる。コブクロがハーモニーの社交ダンスだとしたら、ウカスカジーはハーモニーのアルプス一万尺。単純だけど見ていてすごく楽しそう。対して奇跡の地球はハーモニーのプロレス。邦楽界のトップが、どちらが強いかを争っているだけ。

こんなわけで、桜井和寿というクセまみれの人間とコンビを組めるのは、自らもクセまみれでありながら、それが桜井和寿とは絶対に干渉しないという人間しかいない。そう、GAKU-MCしかいないというわけだ。桜井和寿という高級ステーキに相性抜群なGAKU-MCという盛り合わせの野菜が合わさることで、初めてひとつの料理になる。初めてウカスカジーというひとつの形になる。



普段我々が心に留めている「Mr.Children桜井和寿」という存在から大きく逸脱し、のびのびと羽根を広げる桜井和寿。そしてGAKU-MCとの化学反応。これが、ウカスカジーをしらん人が考えるウカスカジーの凄さだ。


なんかここまで自信ありげに持論をおっ広げて、ウカスカジーにもウカスカジーファンにも申し訳ない気すらしてきたので、この際に少しだけウカスカジー聴こうかしら。みなさん良ければオススメ教えてくださいまし。。








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