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米国経済今週のポイント(5月13日~17日)

おはようございます、Saltです。

今週は、統計発表にイベント、そして国内は決算ピークと、大変慌ただしい1週間になりそう。


Salt

まず、特に注目は4月の消費者物価指数(CPI)や4月の小売売上高の発表。予想を下回った場合、FRBによる年内利下げの議論を後押しする可能性が高くなり、米ドル買いの勢いも鈍化すると思われます。反対にCPIが上振れ、小売りが鈍化した場合、マーケットが「スタグフレーションだ!」と言い出しかねず、要注意です。

また、小売売上高の発表もある中で、ホームデポ(14日)、ウォルマート(16日)などの決算発表も控えており、こうしたデータにも注目が集まります。

そして、今週、FRB高官の発言機会も増えています。

13日:ジェファーソンFRB副議長とクリーブランド連銀メスター総裁が対談
14日:パウエルFRB議長とクノットオランダ中央銀行総裁がディスカッション
15日:ミネアポリス連銀カシュカリ総裁が座談会に参加
16日:クリーブランド連銀メスター総裁講演、アトランタ連銀ボスティック総裁討論会参加

そして、国内では16日に1QGDP(速報値)の発表が予定されています。年率換算で、-1.4%と前期(+0.4%)から大きく鈍化する見通しですが、どうなるでしょうか。予想を下回るようなことになれば、日銀が金融緩和を当面維持することへの期待が高まり、こちらは円売り要因となりますが、果たして。また、月曜日から水曜日にかけて1600社以上の決算発表が予定されています。

良い1週間をお迎えください。