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傷ついた男性性に、今だから感謝を

男性性の私は、今まで私を引っ張って来た。
女性性の私は、無感情になってしまって、何をしても楽しくないけれど、「何とかこの世をサバイバルするために」甲斐もないのに、男性性は私の肉体を動かしてきた。

結果として、メンタル不調に陥り、私は男性性の私を非難した。
「お前が悪い。お前がやりすぎたからだ」と、徹底的に非難して、私は数年間ほとんど何もしなかった。
「休む」こと、「感性を取り戻す」ことが、当時の最優先課題だったからだ。

女性性を、私は人生で初めて掴むことができた。
「楽しい」「嬉しい」が鮮明になってきた。

そのためには、外に出ないといけない。
私は男性性を頼ろうとするけれど、彼は拗ねかえって、動きたくない。
だって、今まで必死で動いてきたのに、悪者扱いをされた挙句、今度は都合よく使われるのか、と。

今、安全な場所で、お金をそれなりに稼げて、生活が安定しているのは、誰のお陰なのだ?
と。

私は、ド根性を否定してきた。努力を、忍耐を、否定してきた。
「そこまで頑張らなければよかった」と、体調を崩して、心の底からそう思った。

だから、100%、手放した。
手放すことが、当時のプラクティスだったと思う。

手放すことを覚えた今、私は動くことがなかなかできない、お嬢ちゃんになってしまった。
だから、少しずつ、男性性を動かしたい。
先月から、少しずつ動かしていたけれど、さらに仲良くなりたい。

100%否定されて、傷ついて、拗ねかえった男性性に、今の私から心からの感謝と寄り添いを。
今の生活があるのは、あなたのお陰だわ。
今の出逢いがあるのも、あなたのお陰だわ。

だから、少しずつ、仲良くしていこう。
今度は、私の女性性はきゃっきゃと喜ぶし、たくさんのことを感じられるよ。
だから、私を外へ連れて行って。

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