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そるとが人生を考えてみた

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感受性が豊かで心身に不調を抱えてきたわたしが、人として生きることを考えてみた。
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#人生哲学

ポジティブを正だと思ってない

大丈夫 という言葉を使う時、躊躇してしまう。 自分に対してはいくらでも使うし、いくらでも使わなくてもいい。 でも、他人に対してはどうなんだろ? わたしは、失恋から希死念慮を抱いたタイプ。 誰からも言葉をもらいたくなかったから、経緯を誰かに話すことはなかったけど、もし「大丈夫」と言われたら……。 「大丈夫じゃねえよ」と怒るのか、「大丈夫」を受け止めるのか。 それは、物事の大きさと、言ってくれた人次第だなあ、って思う。 白黒ごちゃまぜの世界で生きていきたい。 物

"しあわせ"を目指さないことにした

"しあわせ" という言葉を見ると、ふわふわで捉えどころがない感覚がする。 でも、「"しあわせ"を目指そう」と誰かから教えられて、そう生きてきた。 雲に包まれるようにふわふわで、嫌なことがなにもない世界。 そんなの、ありえないのに。 「あなたの"しあわせ"ってなに?」 ときかれると、わたしは困ってしまう。 人生のほとんどの時間を、"しあわせ"に向けて使ってきたはずなのに、困ってしまうのだ。 ぼんやり生きてきたせいかもしれない。 でも、"しあわせ"のために犠牲に

世界は白黒だから わたしはグレーへ

白黒は人を惹きつける。 白黒にどっぷりはまっている人。 白黒を利用する人。 わたしは、どっぷりはまっていた。 自分を"黒"として、"白"を目指して、自己否定を繰り返し、 こころとからだが悲鳴を上げた。 そして、ようやく気付いた。 世界は、ほとんど、グレーゾーンだ。 今、"外の世界の人"が白黒ゲームにどっぷりはまっているのを、観察している。 白が強いほど、影は濃くなり。 黒が強いほど、弱い人から身を隠す。 白黒を利用して、影に飲み込まれた人を見た。 その

人生にはルートもゴールもない、ようだ。

ルートはひとつ決められていると思っていたけれど、それはわたしの思い込みだった。 みんなが通ろうとしている、昔に作られたルートはあるけれど、新しい道を見つけることもできる。 ゴールはいくつか決められていると思っていたけれど、それはわたしの思い込みだった。 生きている以上、道にいるのだ。どこにだって行けるし、寝転がって休んでも良い。 進みながら外の世界を見回す。 これが生きるということ。かな。 世間が作った「ゴール」は幻想。 道はいくらでも作り出せて、つまらない「ゴ